【新関東リーグ2021・1部第3節】互いに優勝を狙う早稲田稲穂と早稲田HUMANのライバル対決。勝利の行方は如何に!?
後藤直也RESULTS
新関東リーグ2021・1部3節
稲穂キッカーズ
HUMAN F.C.
2021年10月30日、新関東リーグ第3節。
2節終わっての暫定1位早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)を迎え撃ったのは同じ早稲田大学のライバルチーム早稲田大学HUMAN F.C(以下:早稲田ヒューマン)。前節引き分けの早稲田稲穂と、敗北を喫した早稲田ヒューマン。互いに優勝を狙う中で、今節こそは勝利を収め勢いに乗りたいところである。
前節の冴えない気候とは打って変わって雲ひとつない快晴の中、第3節が始まった。この負けられない戦いに挑む両者の熱い闘志と緊迫感が肌で感じられた。
前半
前半開始とともに早稲田稲穂が持ち前の強さとスピードで押し込む展開。開始2分、早稲田稲穂が前線でボール奪取。38番双木駿(1年=早大本庄)がそのままシュートまで持っていきキーパーの頭上を越すも、惜しくもゴール左へ外れる。
勢いに乗る早稲田稲穂は、5分、22番藤野真哉(3年=平塚学園)が左サイドを駆け上がりクロス。96番黒岡響生(1年=日大二)がヘディングで合わせるも、ゴールを破ることはできない。
早稲田稲穂優勢かと思われた試合展開であったが、早稲田ヒューマンの技術力が光り始め両者譲らぬ展開へ。
8分、いよいよ早稲田ヒューマンが仕掛ける。55番竹野豪(1年=奈良)がのポストプレーに28番小山尚紀(1年=静岡学園)が抜け出しチャンスへ。しかし、早稲田稲穂の堅い守備に阻まれてしまう。
その後も一進一退の攻防が続き、どちらへ転んでもおかしくない試合展開が繰り広げられる。
そんな中、いよいよ試合が動き始める。18分、早稲田稲穂の28番横井創(2年=早稲田実業)のロングボールに14番小森祥吾(3年=國學院久我山)が抜け出しフリーキックを獲得。キッカーの10番木下悠人(3年=早稲田実業)のボールに20番松沢充輝(2年=東大和南)が頭で合わせ先制。
そのまま勢いに乗ると思われた早稲田稲穂であったが、優勝に向けて絶対にこの試合を落とせない早稲田ヒューマンも息を吹き返す。20分、早稲田ヒューマンの49番大田智輝(3年=作陽)のロングパスに55番竹野が反応しチャンスを迎える。しかし、稲穂の献身性の高い守備によって阻まれてしまう。
22分、続いては早稲田稲穂のチャンス。再び14番小森がロングボールに反応しファール獲得。キッカー22番藤野のフリーキックは惜しくも合わない。
両者譲らぬ展開が続く中、26分早稲田稲穂が自陣のバイタルエリアでハンド。早稲田ヒューマンがいい位置でフリーキックを獲得する。しかし、28番小山が蹴ったボールはゴール右外にわずかに外れてしまう。
28分、立て続けに早稲田ヒューマンがフリーキックを獲得。キッカーの1番戸苅健太(3年=市立浦和)のボールは壁に当たってしまう。
その後も早稲田ヒューマンの猛攻が続く中、彼らの意地とプライドがいよいよ牙をむく。30分、55番竹野の右サイド展開に17番江田俊太(3年=城東)が反応しそのままシュート。キーパーが弾いたこぼれを1番戸苅が押し込み追いつく。早稲田ヒューマンが息を吹き返した。
その後は試合は動かず、1-1のまま前半が終了。
後半
前半終了間近に追いつかれ押し込まれる展開が予想された早稲田稲穂はなんとしても盛り返したいところ。10分、早稲田稲穂が右サイドでフリーキックを獲得。10番木下が絶妙なボールをあげるも、ヒューマンが跳ね返す。
立て続けに早稲田稲穂は13分早稲田稲穂22番藤野の仕掛けによりコーナーキックを獲得するも、得点には結びつかない。
その後は早稲田稲穂が今年の新関東カップ王者としての意地を見せつけ、猛攻を仕掛けるも、早稲田ヒューマンが耐え凌ぐ展開。
20分、早稲田稲穂にビッグチャンス到来。早稲田稲穂14番小森がカウンターで抜け出し左足でクロス。20番松沢が頭で合わせキーパーのいないゴールへ。しかし、ヒューマンの22番竹内禎貴(3年=刈谷)の体を張った高守備によってこのチャンスも阻まれてしまう。
しかし、その後も稲穂の猛攻が続く。25分早稲田稲穂がコーナキック獲得。ヘディングでの攻防が続くも、ここでもヒューマンの高守備が炸裂する。
28分、再び早稲田稲穂にビッグチャンス。後半途中から入った早稲田稲穂の19番佐藤一磨(2年=県立川越)が右サイドを駆け上がりクロスを上げる。14番小森が合わせるも、惜しくもバーの上。時間帯的にそろそろ攻撃を仕掛けたい早稲田ヒューマンだが、早稲田稲穂の徹底された連携から繰り出される猛攻撃になす術がない。
試合もとうとうアディショナルタイムに投入する。するとその直後、早稲田稲穂の10番木下がルーズボールを上手くトラップし左足を振り抜く。しかしそのボールは相手に当たりコーナーキックへ。この試合最後と思われるチャンスをものにしたい稲穂であったが、19番佐藤のこぼれ球に合わせたシュートは惜しくもバーの上。
強い日差しが照りつける中行われたこの注目カードは、1-1で勝ち点1を分け合うこととなった。早稲田大学の強豪として新関東リーグを牽引するこの両チームの試合は、非常に見応えのある試合であった。後半は特に早稲田稲穂に押し込まれた印象が強かった早稲田ヒューマンであったが、持ち前の技術力が炸裂する時間帯は何度もあった。今年の新関東リーグでも大活躍するであろう両チームの今後の試合から目が離せない。
Written by
後藤直也
Naoya
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