【マガ杯2023・準決勝】サークル日本一へ。関西の強豪同志社大学三つ葉キッカーズが決勝へと駒を進める!

東 孝太郎

RESULTS

第41回マガジンカップ2023 準決勝

同志社大学
三ツ葉キッカーズ
1-1
中央大学
サッカー同好会
7 PK 6

9月8日から開幕した第41回マガジンカップ2023は、12日終焉を迎える。
12日は決勝戦が行われ、サークル日本一が決定する。

準決勝まで勝ち進んだ関西の強豪同志社大学三つ葉キッカーズA(以下:同志社三つ葉)は、準決勝で中央大学サッカー同好会の4年生を中心に編成されたBe Legends(以下:レジェンズ)と対戦した。

同志社三つ葉は緊急事態に陥っていた。
大会が開催された当初より体調不良者が続出し、万全な状態で大会に望むことができていない。
準々決勝では交代選手一人という状況で、早稲田大学FC.GUSTAを1-0で下した。
交代選手も満足にいない状況下でここまで勝ち進んできたが、連戦による疲労は溜まっているはずだ。

そんな緊急事態の中、昨年サークル日本一に輝いたr中央大学サッカー同好会のOB、レジェンズを迎え撃つ。

同志社大学三つ葉キッカーズスターティングメンバー

Be Legendsスターティングメンバー

前半

同志社三つ葉がボールを保持し、序盤はペースを握る。
ディフェンスラインから丁寧にボールを繋ぎ、相手陣内に押し込んでいく。

最初にチャンスを作ったのは同志社三つ葉。
左サイドバックの33番岡田祥吾(3年=丸岡)の鋭い縦パスに、8番松原颯也(3年=新潟明訓)のポストプレーで14番丸山和也(3年=新潟明訓)がボールを受け、シュートを放つ。これがこの試合最初のシュートとなる。

レジェンズはGK加藤翔大(4年=浦和西)のロングキックに、エースで10番の新谷唯我(4年=日大三)がボールを収めて攻め込んでいく。
10番新谷にボールを集め、攻撃のリズムを作っていくサッカーを展開する。

7分同志社三つ葉に再びチャンスが訪れる。
33番岡田の縦パスを30番古澤光(3年=帝京可児)がダイレクトで14番丸山へ。丸山はダイレクトパスで8番松原にスルーパスを送り、ゴール前まで迫るが、これはオフサイドの判定。
細かいパスワークでレジェンドを翻弄していく。

互いにシュートちゃんチャンスを知れほど作ることができず、お互い一進一退の攻防が続く。

すると25分、ここまで膠着状態だった試合が動く。
同志社三つ葉の右サイドバック26番川本陸友(2年=京都共栄)がクロスを上げると、そのボールがそのまま直接ゴールに吸い込まれ、同志社三つ葉が先制する。

ここで流れに乗りたい同志社三つ葉であったが、レジェンズも反撃。
両サイドハーフの11番横山駿介(4年=上鶴間)と7番渡辺礼恩(4年=真岡)が積極的にドリブルで仕掛け、相手ゴールに迫る。

前半終了間際の29分、レジェンズがコーナーキックを獲得すると、8番岡部佑哉(4年=挟山ヶ丘)のクロスに合わせようとした6番鈴木翔(4年=コンサドーレ札幌)が倒され、PKを獲得。

このPKを10番新谷が落ち着いて決め、前半終了間際にレジェンズが同点に追いつく。

後半

先手を取ったのは同志社三つ葉。
開始1分右サイドハーフの14番丸山のアーリークロスに反応した8番松原がペナルティエリア内で倒されるが、ホイッスルは鳴らず。

その後は両チーム共ロングボールを主体として相手陣地に攻め込むも、なかなかシュートまでは至らない。
ここまで勝ち上がってきたチームということもあり、互いに球際が激しくファウルが増えてくる。

9分、同志社三つ葉がこの日最大のチャンスを迎える。
右サイドバック26番の川本のクロスに30番古がヘディングでゴールを狙うが、ここはレジェンズGK加藤がスーパーセーブでレジェンズを救う。

このチャンスを機に同志社三つ葉が攻勢を強める。

6番主将の小亀将治(3年=東海大仰星)が司令塔となりゲームメイクし、右サイド26番川本と14番丸山から数多くのチャンスを作る。

守備の時間帯が長かったレジェンズだが、11番横山が相手センターバックのミスを見逃さずボールを奪うと、一気にゴール前まで運びシュートを放つが、これは惜しくも枠の外に外れてしまう。

続けて22分ゴールキックのこぼれ球を10番新谷が広い、相手GKが前に出ていることを見計らって中央の位置から絵ロングシュートを放つが、クロスバー直撃。

徐々にレジェンズペースへと試合が動いていく。

28分、レジェンズ11番横山が右サイドを突破したこぼれ球を10番新谷が広い、カットインから個人技で相手を振り切ると左足でミドルシュート。これはわずかに枠から外れる。

レジェンズは終了間際の怒涛の攻撃を決めきれず、このまま後半終了。

前後半で決着が付かず、勝敗の行方はPK戦へ。
両者一人ずつ外して迎えた8人目。
先攻の同志社三つ葉は冷静に決めたが、後攻のレジェンズは失敗。
同志社三つ葉が念願の決勝進出を果たした。

体調不良者続出という緊急事態に陥ってしまったものの、粘り強さを見せ見事勝利した。
サークル日本一まであと一勝。
関西勢唯一の参加チームとして、関西のプライドと誇りを存分に見せつけてほしい。

同志社大学
三ツ葉キッカーズの詳細を見る
中央大学
サッカー同好会の詳細を見る

Written by

東 孝太郎

higashi

Keywords

Recommend

試合情報 2023.02.22

【早稲田大学学内戦2023】決勝戦。稲穂の4連覇か、HUMAN F.C.の6年ぶりの優勝か。栄冠はどちらの手に!?

早稲田大学学内戦決勝

早稲田大学
HUMAN F.C.
1-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
read more 柴田尋生

早稲田大学学内戦決勝

早稲田大学
HUMAN F.C.
1-1
早稲田大学
稲穂キッカーズ
試合情報 2019.05.20

【新関東カップ2019・2回戦】互いに新戦力が躍動!法政工体連が激しい打ち合いを制し3回戦へ!

新関東カップ

明治大学
Groovy kids
2-4
法政大学
工体連サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東カップ

明治大学
Groovy kids
2-4
法政大学
工体連サッカー部
試合情報 2017.02.09

【新人戦1年生大会①・決勝戦】中大フースバル同士の対決は、中村の強烈な一撃で幕を閉じる

新人戦1年生大会①・決勝戦

中央大学
体同連フースバルクラブA
1-0
中央大学
体同連フースバルクラブB
read more BeYonD 編集部

新人戦1年生大会①・決勝戦

中央大学
体同連フースバルクラブA
1-0
中央大学
体同連フースバルクラブB
試合情報 2016.11.30

【全国大学同好会サッカー選手権大会準決勝】TRIOSが関西の意地を見せつけ、早稲田HUMAN撃破!

全国大学同好会サッカー選手権大会 準決勝

関西大学
FC TRIOS
1-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
read more BeYonD 編集部

全国大学同好会サッカー選手権大会 準決勝

関西大学
FC TRIOS
1-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
試合情報 2016.10.24

【新関東FL1部第2節第1試合】 中央フースバルvs立教愛好会は激しい打ち合いをするも引き分け!

新関東F1部第2節

中央大学
体同連フースバルクラブ
2-2
立教大学
サッカー愛好会
read more BeYonD 編集部

新関東F1部第2節

中央大学
体同連フースバルクラブ
2-2
立教大学
サッカー愛好会
試合情報 2024.11.03

[アットホームカップ2024関東予選準決勝 ]決勝をかけた熱い戦いの結末はいかに

アットホームカップ関東予選準決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
0-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
read more 鶴我史弥

アットホームカップ関東予選準決勝

慶應義塾大学
理工学部体育会サッカー部
0-0
早稲田大学
HUMAN F.C.
試合情報 2016.12.12

【東西対抗戦】盤石の試合運びで三ッ葉キッカーズを退け稲穂キッカーズが有終の美を飾る

東西対抗戦

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-1
同志社大学
三ツ葉キッカーズ
read more BeYonD 編集部

東西対抗戦

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-1
同志社大学
三ツ葉キッカーズ
試合情報 2017.06.24

【新関東カップ2017決勝】圧倒的な完成度!入学以来カップ戦負けなしの3年生を中心に稲穂がカップ戦3連覇を成し遂げる!!

新関東カップ2017 決勝

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
明治大学
Groovy kids
read more BeYonD 編集部

新関東カップ2017 決勝

早稲田大学
稲穂キッカーズ
1-0
明治大学
Groovy kids
試合情報 2017.10.29

【新関東リーグ2017・1部第3節】マガジン杯決勝の再戦!勝つのは王者稲穂か?3連勝を狙う明治体同連か?

新関東リーグ2017・1部第3節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-1
明治大学
体同連サッカー部
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ2017・1部第3節

早稲田大学
稲穂キッカーズ
3-1
明治大学
体同連サッカー部
試合情報 2020.11.11

【新関東リーグ2020・2部第3節】久しぶりの1部へ、昇格へ近づけたのはどっちだ!?

新関東リーグ

中央大学
サッカー同好会
2-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ
read more BeYonD 編集部

新関東リーグ

中央大学
サッカー同好会
2-0
慶應義塾大学
キッカーズフットボールクラブ

-PICKUP CIRCLE-