【新人戦1年生大会①】総集編

BeYonD 編集部

【優勝】

中央大学体同連フースバルクラブA

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【総評】

2月7・8日に行われた新人戦1年生①は中央大学フースバル同士の決勝戦となり、圧倒的な層の厚さを見せつけ“フースバルの大会”となった。中でもAチームは縦ラインに同好会カテゴリートップクラスの選手を揃えており、学年だけで組んでも一切スキのない布陣に仕上がっていた。今後新関東カップ戦が開幕し、順調に力をつけていけば誰も手に付けられないようなレベルへ到達するのではないかと思わされた。

圧倒的な力を見せつけたフースバルだったが、決して余裕の戦いぶりで勝ち進んだわけではなかった。そこには、フースバルを脅かしたダークホースの存在があった。それは、創設わずか1カ月の立正大学GosoridaとフースバルをPK戦まで追い詰めた東洋大学FC FLITTだ。千葉県出身の選手を多数擁したGosoridaは、その千葉県特有の積極的なプレッシングとスピーディーな攻撃で旋風を巻き起こした。残り数分でフースバル0番草野(1年=星稜)のスーパーシュートにより、惜しくも敗戦してしまったが、ゲーム内容ではフースバルを圧倒していた。一方、FC FLITTはしっかりとしたブロックを形成し、力強いカウンターを武器に勝ち上がってきた。その統一された守備と攻撃は、今後も強豪と呼ばれるチームを苦しめるだろう。

最後に注目したいチームは神奈川大学Esperanceと日本大学教育BAMBINOの2つである。両チーム共通して人数が少なく、怪我人などのトラブルのリスクがあるが、一人ひとりの能力が非常に高くハイレベルなサッカーを展開していた。来年度、しっかりと新入生を補強し、戦力を整えることができれば、様々な大会でタイトル獲得に絡んでくるだろう。

 

【ベストイレブン】

 

GK

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立正大学Gosorida 18番 永友遼恭

1年 検見川高校
体格にも恵まれ、できるキーパーの雰囲気満点の選手。キックのインパクトとセービングに迫力がありGosoridaの快進撃の原動力となった。中央大学フースバルA戦での失点は、もはやどうすることもできないような神業シュートだった。

「新設のサークルでここまで勝ち上がれたことは嬉しかったですが、チームを勝ちに導けなかったのがとても悔しかったです。まだまだチームの知名度は低いですが、強豪チームを 脅かす存在でありたいです。」

 

DF

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神奈川大学Esperance 13番 和田渉吾

1年 湘南工科大学附属高等学校
ずっしりと後ろに構える巨漢ディフェンダー。スピードのある選手にもうまく対応し得意のヘディングと抜群の対人能力で堅守を誇った。

「チームとしてタイトルが欲しいので貢献出来るよう頑張ります」

 

中央大学体同連フースバルクラブ15番 安藤匠

1年 東福岡高校
タレント軍団のフースバルを最終ラインから統率する”フースバルの監督”。対人の強さも魅力だがカバーリングの気配りが絶妙で味方攻撃陣を気持ちよくプレーさせた。

「今回ベストイレブンに選出していただいて非常に嬉しく思います。まだまだチームとしても個人としても課題が多く残る大会ではあったのですが、優勝という形で終わることができ、自分たちの代のいいスタートを切ることができたと思います。今後の大会でも良い結果を残していけるように日々の練習からしっかりと取り組み、謙虚に頑張っていきたいと思います」

 

中央大学体同連フースバルクラブ40番 渡部希夢

1年 相馬高校
決勝に進んだフースバルBにおいて、常に見方を鼓舞し、試合を盛り上げたムードメーカーかつ頼れるキャプテン。敢闘賞にも輝き、彼の全力プレーで決勝まで上り詰めたと言っても過言ではないだろう。、苗字を勘違いしている人も多いと思うが、彼は”わたなべ”ではなく、”わたのべ”である。

「正直なところ、すごく驚いています。まさか自分が選ばれるとは思ってなかったのでまだ実感がありません。この賞も決勝に来なければ選ばれることもなかっただろうし、ここまでついてきてくれて、最高のパフォーマンスをしてくれたチームメイトに感謝しています。しかも、今回フース同士の決勝という最高の終わり方をできました。みんなで目標としていたことが実現できたので、とても満足しています。まだチャンピオンシップが残っているので気を抜かずに、チャンピオンシップもフースバル同士の決勝を目標とし日々精進していきたいと思います」

 

MF

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中央大学体同連フースバルクラブ27 苅部杜行

1年 新潟明訓高校
高いキック制度と絶妙なポジショニング中盤を支配する”フースバルの心臓”。こぼれ球を拾った後のボールさばきを見るからに、オフ・ザ・ボールの際にしっかりとしたビジョンが描かれているのがわかる。

「個人としてもチームとしても、さらなるレベルアップをして、全てのタイトルを獲りたい。」

 

東洋大学FC FLITT81番 清宮涼太

1年 幕張総合高校
細かいボールタッチとステップワークでボールをさばくテクニシャン。守備から入るチームにおいてボールを奪った際の起点になり、自らもゴールを決めた。

「今大会、ファイナルには一歩届かなかったので個人的にもっとレベルアップしてチームを勝たせることができるプレーヤーになれるように頑張ります。」

 

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立正大学Gosorida 39番 和泉裕

1年 検見川高校
積極的に相手へつっかけていくドリブルでチャンスを演出するアタッカー。ドリブルでの駆け引きが非常にうまく、ファールのもらい方も非常に巧妙だった。

「ベストイレブンに選ばれて、とても嬉しいです。今後もチームの勝利の為精一杯努力したいと思います!」

 

中央大学体同連フースバルクラブ0番 草野寿希亜

1年 星稜高校
圧倒的なサッカーセンスとアイディアで黄金の中盤を構成した“フースバルの王様”。Gosorida戦に見せた超絶ミドルなど試合を決定づける働きを見せた。今後のサークル界において最注目の選手だろう。

「今回、ベストイレブンに選出してもらって、嬉しく思います。それと同時にチームが優勝という結果を残せてホットしています。これからチャンピオンシップもあり、これからも色々な大会がある中で、常に注目をあびられるような選手になれるよう、日々努力したいと思います。そして、自分らの代の目標は全ての大会での全タイトル取得なので、この優勝という結果をスタートラインとしてこれから頑張って行きたいと思います」

 

明治大学生田サッカー部蹴友会88番 岩間稜

1年 座間高校
相手のふところに入り込むドリブルが魅力のドリブラー。昨年度は、新関東1部昇格にも大きく貢献し、今大会は強烈なミドルシュートも叩きこみ芸の多さを見せつけた。

「今までこういうのに選ばれることはほとんどなかったので素直に嬉しいです、今後も選ばれるような活躍をして試合に勝てればいいなと思います」

 

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東洋大学FC FLITT 93番 安達裕二

1年 都立駒場
力だけでなく、やわらかさでボールを巧みに収めるポストプレイヤー。足元の技術も高く、絶妙なターンでゴールに迫る姿はレバンドフスキのようだった。

「今回の大会は1年生大会ということで、周りに気を使うことなくサッカーができる環境とチームとして”相手に主導権を握らせる笑”というコンセプトを持つことで、やることが明確になり良い結果を出すことが出来たと思います。しかし準決勝がPKだっただけに勝ってチャンピオンシップに進みたかったです。今後は更にステップアップすることで次回優勝します。」

 

神奈川大学Esperance 9番 木場勇真

1年 鹿島学園
どんなボールも収めシュートまでもっていく今大会8得点を挙げ得点王に輝いたナンバーワンストライカー。特に、早稲田グスタ戦でハーフラインから放った超ロングシュートは見ているものの度肝を抜いた。

「次の大会も頑張りたいと思います。」

 

Written by

BeYonD 編集部

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