【新関東FL2部自動昇格戦】マッチプレビュー 最高峰の舞台”新関東1部”へ昇格するのは
BeYonD 編集部先週19日に、最終節を消化した新関東FL2部。各ブロック1位のみが1部昇格の道を許された狭き門をくぐり抜けたのはAブロックからは慶應義塾大学キッカーズFC(以下慶應キッカーズ)、Bブロックからは大方の予想を覆した明治大学Esperanza(以下明治エスペ)。
明日25日にこの2チームによる自動昇格戦がZOZOパークにて行われる。
BeYond編集部からこの大きな一戦の見どころを紹介したいと思う。
慶應義塾大学キッカーズ
慶應キッカーズは、同ブロックに同じ大学との対戦、慶應ダービーを2度繰り広げた。
慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部との上位対決では激しい打ち合いを見せ、壮絶な打ち合いの結果3-3のドローで勝ち点1を分け合った。
その後、慶應キッカーズは慶應義塾大学エルフに引き分けるものの安定した試合展開を見せて、5勝2分の勝ち点17を獲得し1位でリーグを終えた。
慶應キッカーズの注目選手はトップ下のルーキー川島(1年=東京ヴェルディユース)だ。
1年生ながらトリッキーなパスでアシストを量産し、破壊力抜群の慶應キッカーズの前線で大きな存在感を示している。
また、守備面ではDFリーダー小林(3年=暁星)が明治エスペのロングボールやカウンターをどれだけ食い止められるかが勝負の鍵となるだろう。
明治大学Esperanza
明治エスペは、同ブロックに昨年度1部降格組の早稲田大学HUMAN F.C.と中央大学サッカー同好会という本命の2チームを退けて勝ち上がった。
堅い守備を武器に5節まで全勝。
6節では早稲田大学HUMAN F.C.にリードを許していたものの、キャプテン髙坂(3年=本郷)の劇的同点弾で価値ある勝ち点1を獲得。
最終節では中央大学サッカー同好会に1-0と勝利し、終始首位を守り続けリーグを終えた。
明治エスペは、攻撃陣の核となるFWの田口(3年=川口北)に大きな期待が集まる。
堅い守備からのカウンターの中心には1人で打開する力を持っている田口がいる。相手DFを田口がどこまでかき乱せるか注目だ。
自動昇格戦の試合展開は、自力で勝る慶應キッカーズが押し込む展開であると予想される。
キャプテンFWの斉藤綱太(3年=渋谷幕張)と副キャプテンSHの斉藤剛也の斉藤コンビが明治エスペゴールに脅威を振るうだろう。
長身の斉藤綱太と対人するのが明治エスペのキャプテンCBの髙坂(3年=本郷)だ。
高坂は競り合いに絶対的な自信を持っており、大一番早稲田大学HUMAN F.C.戦でCKから打点の高いヘディングでゴールにねじ込んだ。この2人の制空権を争う対戦が見ものだ。
今年度、新関東リーグ3部から昇格したばかりの明治エスペの波は昇格戦でも続くのだろうか。
対して能力の高い選手が揃った慶應キッカーズがその大波をさざ波に変えるのか注目だ。
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【チームの根vol.8】 “自己犠牲” 慶應義塾大学理工体育サッカー部 愛野幸陽(4年=穎明館)
77期にも及ぶ歴史を持ち、同好会カテゴリー最古参の慶應義塾大学理工体育会サッカー部(以下リコタイ)。 今回をそのリコタイを昨シーズン、副代表としてチームをまとめた男に迫った。 …
read more BeYonD 編集部【BMOM50】中島剣士郎(1年=早大本庄)名門の攻撃を牽引した”超絶怒涛のスーパールーキー”
激戦区の早稲田大学学内戦で優勝を逃した早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)。今年も名門としての強さを示すにはこの男が一番のカギになるかもしれない。 名門のスーパールーキー中島剣士郎(1年=早大…
read more BeYonD 編集部【BMOM100】梶原大和(2年=都立狛江)記念すべき100回目を飾ったのは、”強くて走れる”早稲田稲穂の長身フォワード!!
2016年11月に行われたアットホームカップ関東大会決勝で初めて執筆されたBMOMも、今回で100回目を迎えた。記念すべきビヨンド初のBMOMは早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の"いぶし銀…
read more BeYonD 編集部【あの人と対談vol.1】ユニオンリーグ幹事長:関根宏一郎(3年=荒友キッカーズ)”さらなる高みをめざし、心機一転のユニオン!”
サッカー同好会カテゴリーは、新関東だけではない。みなさん「ユニオンリーグ」というものをご存知でしょうか。サークル界でまだ認知度が低い「ユニオンリーグ」がどういうものなのか。 ユニオンリーグ幹事長…
read more BeYonD 編集部【美女マネvol.19】今回はスーパー美女マネサークルとの呼び声高いあのチームのマネ!!
どーも、美女マネです。 とうとう4月ですよね! 美女マネもお陰様で新学期を迎えることができました! どうぞそれからも、BeYondと美女マネをよろしくお願い致します! …
read more BeYonD 編集部【新関東カップ2022 ベスト4マッチハイライト】プライドをかけた戦い!決勝の舞台に立つのはどのチームか!?
第1試合早稲田稲穂vsFC立教 昨年度王者で2連覇を狙う早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と明治大学Groovy Kidsを下し快進撃を続ける立教大学FC立教(以下:F立)さいたまスタジア…
read more 杉本 竣平【新関東FL1部第2節】マッチプレビュー
第4試合 明治大学Groovy kids VS 早稲田大学FC GUSTA 明治Groovy(勝ち点0)と早稲田GUSTA(勝ち点0)、この試合は大事な初戦をものにできなかったチーム同士の対戦となる…
read more BeYonD 編集部【BMOM103】見崎大地(3年=狭山ヶ丘)意地の2連続PKストップ!
7月7日に東戸塚フットボールパークで行われた、明治学院学内戦決勝は白金FC.C vs 白金FC.D。白金FC同士の一戦となった。 30度を超え、給水タイムが設けられるほどの暑さ。その中、試合をよ…
read more BeYonD 編集部[BMOM1]MF新井裕貴(3年) “いぶし銀”のプレーで中盤を支配
【アットホームカップ決勝戦】味の素スタジアム西競技場 早稲田大学稲穂キッカーズ 2-1 法政大学学団連サッカー部 ”いぶし銀”の仕事人 背番号4番。エンジ色のユニフォームを着た、この男には"いぶ…
read more BeYonD 編集部【BMOM78】浅田拓郎(3年=農大一高)怪我からの完全復活を果たしたこの男が試合を決めた!
新関東リーグ1部第2節、立教大学サッカー愛好会(以下立愛)と中央大学体同連フースバルクラブ(以下フース)の一戦が行われた。 前節、明治大学生田蹴友会に3-0で勝利し、初戦から調子の良い立愛は、今節で…
read more BeYonD 編集部