【BeYonD?×Criacaoイベント】新3年生幹部が集結!!リーダーズカレッジ
BeYonD 編集部2019年1月16日(水)西新宿にあるCriacaoオフィスにて
新関東リーグに所属するサッカーサークルの新3年生幹部30名集めたリーダーズカレッジが行われた。
今回はそのリーダーズカレッジではどのようなことが行われているのか
ということを紹介していく。
↑(リーダーズカレッジ参加者の写真)
目次
講師:竹田 好洋
2000年 神奈川県柏陽高等学校卒業
2000年〜 東日本旅客鉄道株式会社入社
2002年〜 上智大学文学部新聞学科入学
2004年 中央大学商学部経営学科入学
2010年〜 株式会社efcuore創業
2014年〜 株式会社criacaoとM&A 取締役cso就任
前回の会に参加した代表者達も数人いるものの、ほとんどが初の参加というのもあり、やや緊張の面持ちのまま会はスタートした。
まず竹田さんが始めたのはグループワーク。
ブラインドジェスチャー
①2人組を作る
↓
②片方が目をつぶる
↓
③目を開けている方が竹田さんの動きを口頭だけで伝える
↓
④目を閉じている方は口頭だけを頼りに竹田さんと同じ動きをする。
という手順でグループワークを行った。
意外と簡単そうなこの作業も竹田さんの動きが独特なため、口頭で伝える方がなかなか動きを口で伝えづらい様子が伺えた。

(↑ブラインドジェスチャーの様子)
このグループワークで伝えたいこととは?
目をつぶっている人がサークルの後輩、
目を開けて伝える人がサークルの幹部だとして置き換えてみる。
伝える立場であるサークルの幹部は、相手がどうしたらわかりやすいか、もし自分だったらどうして欲しいのか、
相手の立場になって考えてみる。そして相手にも考えさせる。ということを伝える内容であった。
【伝える】ということの大切さや難しさのわかるディスカッションであった。
「良い組織」についてディスカッション
【良い組織】とはなんなのか?
というテーマを元に新関東リーグに所属するチームを例にディスカッションを行った。
良いサークルとは果たしてどのようなチームなのか?
勝てるチーム?応援されるチーム?のことを言うのか。
この問いを考えていく上でやってはいけないことは一般論にとらわれることである。
良いチームというものはこうあるべき。こうでなければいけない。
この一般的な理論。べき論で考えてはいけない。
自分の経験したことにこそ重みがあり、そこには感情がある。相手に伝える時に伝わりやすい。
リーダーが経験した実体験を含めてそこで感じた個人の思いを組織とリンクさせる。
これができてこそ初めて良い組織が生まれる。
組織の成功循環
ここではいい組織に見られる成功循環に関して図を元に解説していただいた。

(マサチューセッツ工科大学 ダニエル・キム教授)
大抵のチームは結果の質を求めるところから入ってしまい、結果の出ない苛立ちが原因で対立が生まれるなど組織が悪循環に陥る傾向にある。
しかし、本当に結果を出す良いチームはまず関係の質を構築することから入る。
関係の質がいいとチームの団結力も生まれ、おのずと結果はついてくるのだ。
結果を求めることに急ぎすぎず、結果から逆算して組織を作っていくことが大切である。
という内容から、組織内で良い関係を築いていくことの重要性を学んだ。
関係の質を高め組織を強くするとは?
組織の成功循環の話を元に、次はどうすれば組織の関係の質を高めていけるかという内容についての話がされた。
関係の質を高めるには
①自分を知る
②他者、組織を知る
③自分を他者に理解してもらう
の三つの行動が重要になる。
つまりは、まず自分を理解してもらうために、相手を知る。
相手を知るためにまずは自分を知る、ということが重要だということだ。
組織を強くしていく上で個々人の自己分析をするということは、マネジメントにおいて非常に重要な意味をなしてくる。
という内容から自己分析と他者理解の重要性を学んだ。
あなたの組織の存在意義はなんですか?
そして、「自分たちの組織の存在意義」ということについてのお話も頂いた。
「なぜ勝ちたいのか?」
「なぜ優勝したいのか?」
「なぜ練習をするのか?」
「そしてそれらを達成した時その先には何があるのか?」
という問いから
未来を見据え、常に自分達のありたい姿を想像し考える。
抽象的で難しい問いだがこれを考え続けることがリーダーには不可欠である。
ということを学んだ。
リーダーズカレッジとは?
組織のリーダー人材を集めて、
「リーダーとして組織を束ねる時に意識しなくてはいけないことはなんなのか?」
「リーダーのあり方とはなんなのか?」
「そもそも良い組織ってどんな組織なのか?」
と言った問いををディスカッションを交え意見をぶつけ合い、いろいろな価値に触れながら
そのチームらしさ、リーダーらしさを追求をしていくセッションのことである。
なぜリーダーズカレッジをサッカーサークルでやるのか?
これまでのサッカーサークルではリーダーが、組織マネジメントのやり方を知らないまま、先輩のやり方や自分の経験に基づいてマネジメントを各チーム行っていた。
そのノウハウをすでに社会人となったビジネスマンから学び、同じサッカーサークルの仲間と共有することで
「自分たちのチームではどう使えるだろう?」
と考えて欲しいとの想いで始まった。
ある意味1つの目標のために似たような目的を持つ意識の高い者達が集まる体育会より、
色々な価値観、色々な目的意識をもった者が集まる新関東マネジメントの方が難しさは変わってくるのだ。
総括
・組織作りは理念やありたい姿に紐解きそれをリーダーが本気で信じれるかが大切。
・そのためにはまず個人のありたい姿、哲学、価値観、もしくはチーム、個人の獲得経験を明確にすること。
メッセージ
誰よりも学び続け、思考し続け、行動し続ける。
また、自分なりのリーダーシップを持ち、チームを背負い組織を統率する覚悟と責任を持つ。
今回参加した代表者達にはそんなリーダーになってもらいたい。
そしてリーダーズカレッジを通して様々な価値観や社会に触れることで、同好会カテゴリーの所属するすべての人が自分という枠組みを超えて輝くこと、より良いチーム作りを行い、全員で大学サッカー同好会カテゴリーを盛り上げ、地位・認知度向上につなげてほしい。
次回講師予定
北原亘
元フットサル日本代表キャプテン
・2001年〜 早稲田大学稲穂キッカーズ
・2006年〜 名古屋オーシャンズ
・2017年〜 criacaoパートナー
井筒陸也
関西学院大学サッカー部主将
創部初の日本一、大学サッカー史初の四冠
・関西学院大学
・徳島ヴォルティス選手会長
・2019年〜criacaoパートナー
その後の飲み会もかなり盛り上がりました!
価値観を広げて自チームの運営に生かすことができるのはもちろんのこと、色々なサークルと仲良くなれる場でもあるので今回参加されていないチームも是非次回の参加をお待ちしております!
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【新関東カップ注目選手記事vol.2】サッカーサークル界に名を知らしめるのは誰だ!?
みなさん、お疲れ様です!!新歓期が終わりだんだんと新関東カップに向けて動き出している時期で はないでしょうか? そこで今回は新関東カップで活躍するであろう注目選手を3名紹介していきます!今回紹介する…
read more 山崎夏果【BMOM36】福井廉人(2年=函館大有斗) PK3本ストップの活躍で勝利に貢献
【新関東カップ2017 1回戦】K9 football park ICHIHARA 東京理科大学Ⅱ部体育会蹴球部 0-0(pk3-2) 千葉大学サッカー同好会 GK福井廉人(2年=函館大有斗)…
read more BeYonD 編集部【BMOM9】CB福田拓也(3年) 先制点を挙げ勝利に貢献
攻守の要 福田 第5節、4連勝で勝ち点12と首位を走る稲穂は、勝ち点1差の立教愛好会と対戦した。結果は誰もが驚いただろう。5-0で稲穂が大勝した。稲穂の攻撃陣が爆発するきっか…
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2021・1部第5節マッチハイライト】新関東リーグも遂に折り返し。勝ち点を積み上げ、優勝に近づいたチームはどこだ!?
10月16日(土)に開幕した2021年の新関東リーグも第5節で折り返しを迎え、目が離せない稀に見る大混戦となっている。 11月6日(土)、鹿島ハイツで行われた新関東リーグ第5節の結果…
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2021・1部】大会総括
10月16日に開幕した『新関東リーグ・1部』は、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の優勝で幕を閉じた。 2021年明治安田生命J1リーグでは、川崎フロンターレの歴史…
read more 東 孝太郎【マネの技術Vol.6】プレイヤーケアの必需品『救急バッグ』の中身に迫る!
熱かった新関東リーグ2017も終わり、3年生は就職活動へ向かう中、 1、2年生を中心に新チームが始動し始めるこの時期!! 各選手来たる来シーズンに向け、新チームにかける想いは大きいと思います! …
read more BeYonD 編集部【新入生必見!同好会チームガイドvol.3】早稲田大学編その3
第3回も第1回、第2回に引き続き「早稲田大学」の特集です! 新入生は数あるサッカーサークルの中から選ぶことになると思いますが、 今回もユニオンリーグに所属するチームを始め、計6チームをピッ…
read more BeYonD 編集部【BMOM101】小川潤之助(3年=杉並FC)同好会カテゴリーNo.1キーパー!?
6月30日、中央大学フースバルクラブ(:以下 中央フースバル)と日本大学法学部サッカー部(:以下日法サッカー部)が決勝への駒をかけて鹿島ハイツにて対決が行われた。 先に日法サッカー部8番(名前)…
read more BeYonD 編集部【新歓記事vol.8】新入生必見!マネージャーの仕事内容
こんにちは!BeYonD編集部です! 新歓記事第8弾!今回はマネージャー向けの記事です。 サークル選びに悩んでいる頃だと思うので、サッカーサークルの【マネージャーの仕事内容】について紹介し…
read more BeYonD 編集部【BMOM72】亀田峻平(2年=成立学園)が最初で最後の背中でのゴール!
9月4日に行われたアットホームカッププレーオフ決勝戦、國學院大学ROSSO(以下ROSSO)と専修大学サッカー愛好会(以下愛好会)の試合が行われた。 試合は両者ロングボールを多用する展開…
read more BeYonD 編集部