【新関東リーグ2021・第9節】新関東リーグ最終節!優勝・残留をかけた運命の一戦に勝利したのは!?

東 孝太郎

11月27日(土)矢田部グラウンドにて新関東リーグ最終節が行われた。今節までに慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部(以下:慶應理工)と中央大学サッカー同好会(以下:中央サカ同)の降格が決まっている。今節で優勝チームと残りの降格2チームが確定する大切な1戦。3年生にとって集大成となる公式戦の結果がこちら。

 

10時に開幕した第1試合は早稲田大学HUMAN FC(以下:早稲田ヒューマン)と立教サッカー愛好会(以下:立教愛好会)の対決。前半早稲田ヒューマンの52番甲斐達也(2年=昌平)が左サイドに展開。ボールを受けた1番戸苅健太(3年=市立浦和)がドリブルで持ち運び、シュート性のクロスをあげると、そのままゴールに吸い込まれた。後半になると立教愛好会が攻勢に出る。立教愛好会55番藤原心路(3年=神戸国際大学付属)のゴールで同点に追いつく。早稲田ヒューマン27番奥遼介(2年=国分寺)のクロスに1番戸苅が合わせて勝ち越し弾を決めるも、その後立教愛好会が再び追いつきそのまま試合終了。

 

第1試合のもう1試合は早稲田大学FC.GUSTA(以下:早稲田グスタ)と中央大学体同連フースバルクラブ(以下:中央フース)の試合。この試合に勝利した方が1部残留となる大切な一戦で、お互い残留に向け白熱した試合展開となる。中央フースは4年生を中心に硬い守りから14番鈴木北斗(3年=検見川)と34番外輪三四郎(4年=都立狛江)のゴールで2点を先制する。早稲田グスタも終了間際に30番荻本遥平(2年=國學院久我山)のゴールで1点を返すも反撃はここまで。リーグ戦2連覇中の早稲田グスタがまさかの敗北で2部降格となる大波乱の展開となった。

 

12時30分から開始された第2試合は明治大学生田サッカー部蹴友会(以下:明治生田)と明治大学体同連サッカー部(以下:明治体同連)の明治ダービー。この試合も勝利した方が残留となる負けられない1戦。前半開始から明治ダービーらしい火花散る戦いが繰り広げられる。一進一退の攻防が繰り広げられる中、後半試合が動く。明治生田が20番石川大揮(3年=挟山々丘)のスーパーゴールで先制する。明治体同連の34番丸山開大(3年=國學院久我山)のゴールで反撃の狼煙を上げる同点ゴールを決めるもこのまま試合終了。明治体同は無念の2部降格となった。

 

第2試合のもう1試合は早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)の早稲田ダービー。早稲田稲穂は第1試合で現在2位の立教愛好会が引き分けたため1部リーグの優勝が決定してはいるものの早稲田ダービーは絶対に負けられない1戦。早稲田稲穂が2点を先制し試合を優位に進めていたが、早稲田理工の6番浅沼拓真(3年=都立国立)、7番三品晴人(3年=静岡学園)の立て続けのゴールで同点に追いつき試合終了。早稲田ダービーは痛み分けとなった。

 

今年の新関東リーグ1部は拮抗した試合が多く混戦となった。その中でも早稲田稲穂は5勝3分で無敗での優勝を決め力の差を見せつけた。また明治体同、早稲田グスタ、中央サカ同、慶應理工の4チームは悔しくも2部降格となってしまった。

最終節まで自チームの勝利に向け戦い、素晴らしい試合を繰り広げてくれた選手たちに敬意を表したい。

 

[第9節]

早稲田ヒューマン 2-2 立教愛好会

早稲田グスタ 1-2 中央フース

明治生田 1-1 明治体同

早稲田稲穂 2-2 早稲田理工

 

[順位表]

Written by

東 孝太郎

higashi

Keywords

Recommend

コラム 2021.03.26

【新歓記事2021】vol.2 早稲田大学サッカーサークルその2

新歓記事vol.2ではvol .1に引き続き早稲田大学の6チームを紹介します!     早稲田大学荒友キッカーズ ・自分たちのサークルを一言で表すと! …

read more 東 孝太郎
コラム 2017.04.30

【BMOM35】髙坂圭一(3年=本郷) ”Esperanzaの闘将”

明治大学 Esperanza DF 髙坂圭一(3年=本郷) 明治大学Esperanza vs 早稲田大学 Sunday SCの試合は両者実力が均衡し、なかなかチャンスが訪れないゲー…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.08.03

【マネの想いvol.5】“勝利の喜びを共有させてくれて、ありがとう”

第5弾となるマネの想いを語ってくれたのは、 慶應義塾大学 慶應キッカーズ 3年 諸星咲奈さん (写真右) ―キッカーズのマネージャーはどんな仕事していますか? 正直1番…

read more 田中菜々美
コラム 2019.04.24

【サークル × 体育会イベント】早稲田大学ア式蹴球部 須藤友介『サークルと体育会の見えない壁を壊す』

3/27(水)に大学サッカー界新たな試みとして開催された「サークル × 体育会」イベント。先日公開させていただいたサークル側の立場からの気づきを綴った記事に引き続き、今回も「サークル × 体育会」イベ…

read more 高橋佑輔
コラム 2017.03.21

新チーム始動インタビュー第6弾”立教大学サッカー愛好会”

昨年度の新関東リーグで上位争いをするも、リーグ戦連覇とはならなかった立教大学サッカー愛好会(以下立愛)。結果は振るわなかったが、雰囲気は1番。多くの伝統行事がある立愛を引っ張っていくのが、キャプテン近…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.30

【マネの技術vol.5 】〜プレを支えるテーピングの方法編〜

プレイヤーが足を痛めている…けど試合に出場したい… そんな時に必要なのがテーピング!! いつもプレイヤーがテーピングしている姿を見て、やってあげたいなと思っているマネさんもいるのではないでしょうか…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.06.18

【高校別OB座談会vol.7】昨年全国出場を果たした強豪校!桐蔭名物麻婆唐揚げとは…?

中大同好会4年山本璃來、中大フースバル2年橋本光一郎、慶應リコタイ4年石井諒、法政学団連3年町田晃司、早稲田稲穂キッカーズ3年景山亜月、慶應キッカーズ3年堀口創平、元立教愛好会4年鈴木志遠、明治エスペ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.11.09

【新関東リーグ2022・1部・1節マッチハイライト】新関東1部が遂に開幕!大事な初戦を手にしたチームは⁉

11月5日、先週の新関東2部に引き続き、新関東リーグ2022の1部リーグが、茨城県、鹿島ハイツスポーツプラザで開幕した。前回王者である早稲田大学稲穂キッカーズや、マガジンカップ準優勝の中央大学フースバ…

read more 山田大晴
コラム 2016.12.02

【新関東リーグ入れ替え戦】マッチプレビュー

 早稲田大学HUMAN.F.C.(1部) vs 明治大学体同連生田蹴友会(2部) 12月3日、早稲田大学HUMAN.F.C.と明治大学体同連生田蹴友会による、1部2部入れ替え戦がZOZOPARKで行…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.23

【BMOM16】坂梨 龍太(2年) スプリントを繰り返しチームを支える

デビル 坂梨 早稲田稲穂は、先日に行われた新関東リーグ最終節で早稲田HUMANと対戦した。早稲田稲穂 にとっては、全勝優勝がかかった大事な早稲田ダービーとなった。結果は1-0で早稲田稲穂が苦しみなが…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-