【前代未聞のサッカー大会】サークルの楽しさが詰まった”GUSTA CUP”が2年ぶりに開催!

東 孝太郎

6月17/18日、茨城県神栖市「サッカータウン波崎」にて、第二回GUSTA CUPが開催された。

 

GUSTA CUPとは、関東の強豪サークルである早稲田大学FC.GUSTAが主催となり、一昨年に第一回大会が開催された大会で、今回で二度目の開催となる。

歴史の浅い大会だが、この大会は他の大会と比べ一風変わっている。

サッカー大会の多くはサッカーの実力を競うものだが、この大会はそれだけではない。

サッカー以外に、綱引きなどのレクリエーション大会も開催されるのだ。

レクリエーション大会には、普段試合に出場できない選手、マネージャーなども参加し、全員が輝ける環境が用意されている。

試合に出場する選手だけでなく、出場しない選手、そしてマネージャーまでも巻き込んだ前代未聞の大会だ。

まさに「サッカーの強さ×楽しさ」を体現するような大会である。

 

第二回である今大会は9サークル、約20チームが参加した。

[大会出場チーム一覧]

・早稲田大学FC .GUSTA

・早稲田大学ヌ式蹴球部(早稲田大学FC .GUSTA 4年生OBチーム)

・早稲田大学A.C.Campione

・中央大学Countrys

・中央大学F.C.Cent.Fiesta

・駒澤大学サッカー同好会

・上智大学FC.LEXSUS

・上智大学サッカー愛好会EAGLE

・NEO関東(新関東リーグ所属の4年生選抜チーム)

 

 

初日に3〜4チームのリーグ戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進出する方式で優勝を争った。

各チーム死闘を繰り広げ決勝に進んだのは、上智大学サッカー愛好会EAGLE Aと駒澤大学サッカー同好会 D。

前後半では決着がつかず、PK戦の末に上智大学サッカー愛好会EAGLE Aが見事優勝を果たした。

優勝した上智大学サッカー愛好会EAGLE Aから雨宮 悠記が大会MVPに、中野 獅童が新人王に輝いた。

また大会得点王には6ゴールを挙げた、早稲田大学FC.GUSTAの角能 俊介が選ばれた。

 

大会1日目の終盤には、レクリエーション大会が開催され、綱引きが行われた。

各チーム一致団結し、互いに励まし合うなど活気に満ちた空間で、サッカーでは見られない盛り上がりとマネージャー達の輝く姿は、サークルならではの楽しさを表現していた。

綱引き大会は中央大学F.C.Cent.Fiestaが圧倒的な力強さと団結力で優勝した。

 

他にも大会を盛り上げるべく、大会前からInstagramにて各チームの投稿のいいね数を競う「いいね大会」や、各チームの中で最もチームを活気付けた人に贈られる「盛り上げMVP」など、他の大会では見られない工夫が施されていた。

 

 

今大会主催を務めた早稲田大学FC.GUSTA代表の原田 龍二は、今大会の意義を以下のように語る。

「この大会の一番の意義は、新入生がサークルサッカー、加入したサークルに馴染んでもらうということです。新入生と現役生が一体となり、サッカー大会だけでなく、レクリエーションなどを通して、他のチームと競争することで帰属意識やチーム愛をもっと強めて欲しいという思いで開催しました。本来サークルは楽しいものなんだということを1人でも多くの人が感じてくれたならこの大会に意義があったと思います。」

 

 

彼自身2年前にこの大会に新入生という立場で参加し、サークル活動の楽しさや自チームへの愛情が芽生えたと言う。

その思いが2年後主催者という立場で再起し、その思いが各チームに伝播した大会となった。

サッカー大会×レクリエーション大会という前代未聞の大会を主催した早稲田大学FC GUSTA、株式会社毎日コムネット様に賛辞を送りたい。

 

 

また今大会を通じて、サークルならではの価値を見出すことができた。

それは「多様性」である。

サッカーだけではなく、一人一人がそれぞれの立場で輝くことができる空間こそサークルであり、これほど多様性に富んだサッカーカテゴリーは、サークルの他にないだろう。

これからも私たちBeYonDは、サッカーサークルならではの価値を社会に発信していきたい。

▼大会概要・結果▼

https://www.soccer-taikai.com/result/23061701/

早稲田大学 FC.GUSTAのチームページ

Written by

東 孝太郎

higashi

Keywords

Recommend

コラム 2017.02.26

【BMOM28】大山銀士(1年=東福岡)悔しさをバネにもぎ取った同点弾

優勝を収めたのは今大会屈指のタレント軍団中央大学フースバルクラブB。Aチームは準決勝で法政学団連に惜敗したが優勝したBチームの中で異彩を放っていたのが大山だ。 1-2で迎えた後半19分に芸術的な…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.08.29

【高校生必見!】体育会ではなく、サークルであることの意味とは?

8月17日、都内会議場にてプレイヤーズカレッジ・マネージャーズカレッジ、通称プレ・マネカレが開催された。   プレ・マネカレとは、様々な大学サッカーサークルの代表者が集まり、各サ…

read more 東 孝太郎
コラム 2017.10.31

【BMOM80】川田朋典(3年=高松北) 劇的スーパーゴールでチームを勝利に導く!

BMOMに輝いた。と言うよりは選ばざるを得なかった。 明治大学Groovy kids(以下明治グルービー)は1節で大敗を喫し、2節では先制しながらもPKにより追いつかれドロー。 そしてこの試合…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.10.25

【BMOM78】浅田拓郎(3年=農大一高)怪我からの完全復活を果たしたこの男が試合を決めた!

新関東リーグ1部第2節、立教大学サッカー愛好会(以下立愛)と中央大学体同連フースバルクラブ(以下フース)の一戦が行われた。 前節、明治大学生田蹴友会に3-0で勝利し、初戦から調子の良い立愛は、今節で…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.04.06

【新入生必見!同好会チームガイドvol12】法政大学編その2

同好会チームガイドMARCH特集も大詰めを迎えました! MARCHのトリを飾るのは法政大学の4チームです! 法政大学工体連サッカー部 【所属リーグ】 新関東フットボールリーグ2部、理工…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.11.20

【新関東リーグ2021・1部第8節マッチハイライト】優勝や降格が決まり始める第8節の結果とは!?

優勝争い、降格争いが激しい新関東リーグ。11月20日(土)に矢田部グランドで行われた結果がこちら。 第一試合は、ここを落とすと降格に王手となるため絶対に勝ちたい中央大学FUSSBALL(以下:中…

read more 山崎冬弥
コラム 2017.07.01

【BeYonD特別ご招待】浦和レッズvsボルシア・ドルトムント試合観戦&特別セミナー+ドルトムント所属選手交流会イベント開催!!

BeYonDをご覧のみなさまこんにちは!!   本日から7月ということで、 早いもので、2017年も下半期に差し掛かりましたね!   そんな本日7月1日に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.15

【BMOM 121】早稲田稲穂MF豊田吏央(2年=幕張総合)がチームを優勝へと導く影の立役者に!!

稲穂フェスタ2019は、主催チーム早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の優勝により、幕を閉じた。 そんな白熱した決勝戦において、一試合を通して圧倒的な存在感を放ち、 早稲田稲穂の優勝に…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.16

【BMOM12】菰原 大喜(2年)が途中出場で決勝点を挙げる大活躍

ウルトラマン 菰原 早稲田大学HUMAN.F.Cは第6節、立教大学サッカー愛好会と対戦した。結果は2-1で早稲田HUMANが勝利した。試合は前半開始早々から1点ずつ奪い合い、1-1で迎えた後半23分…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.12

【BMOM 68】桐ヶ谷拓実(3年=久喜北陽) 安定したセービングで2連覇を達成!!

8月11日、アットホームカップ文教大学学内戦決勝が文教大学第三グラウンドにて行われた。 2年連続アットホームカップ本大会出場権獲得を目指す文教大学Flip F.C.(以下:Flip)は、文教大学…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-