【早稲田大学学内戦決勝】終了間際に早稲田理工に追いつかれるも、いい雰囲気を保ち続けたHUMANがPK戦を制し、激戦区の早稲田を統一!

BeYonD 編集部

RESULTS

早稲田大学学内戦決勝戦

早稲田大学
HUMAN F.C.
2-2
早稲田大学
理工サッカー部

【早稲田大学学内戦決勝】

早稲田大学HUMAN F.C 2 (5-3) 2 早稲田大学理工サッカー部

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前半

序盤は両チームとも寄せの速いディフェンスに苦しみチャンスを作れないまま試合が進む。最初にチャンスを迎えたのは早稲田HUMAN(以下:HUMAN)。HUMAN17番菰原(2年=熊本国府)のスルーパスに裏へ抜け出した1番藤林(2年=比叡山)がキーパーとの一対一の場面を迎えるが、ここは早稲田理工(以下:早理)GK97番相澤(1年=平塚江南)の果敢な飛び出しに阻まれてしまう。その後は徐々にHUMANが試合の主導権を握り始める。しかし早理も5番伊藤(2年=松山南)を中心とした体を張った守備でシュートまでボールを運ばせない。前半20分、ついに均衡が破れる。HUMANが中盤でショートパスを繋ぎ、21番水谷(1年=神代)のパスを受けた藤林が一瞬の隙をついて35mの超ロングシュート。キーパーの手を弾きそのままゴールネットを揺らした。このまま前半が終わるかと思われた28分、早理が試合を振り出しに戻す。10番舞田(2年=都立大泉)の無回転FKが壁にぶつかり高く上がったボールを5番伊藤がヘディング、そのこぼれ球を19番小野(1年=桐光学園)がゴール右隅にシュートを突き刺した。両者譲らない展開で前半終了。

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後半

後半が始まると早理も徐々に自分たちのサッカーを展開するようになる。早理26番八塚(1年=小倉)の正確なロングフィードを起点とし攻撃の形が見え始めた。ところが勝ち越しに成功したのはHUMAN。11分、HUMAN21番水谷のFKをファーサイドに走りこんだ藤林が右足で完璧に合わせた。ベンチの応援も含めHUMANが試合のペースを再び握る。続く15分、HUMAN藤林がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。決めれば試合の流れを完全に手繰り寄せることのできるシーンであったが、早理97番相澤が完璧なPKストップ。このPKストップで、早理の反撃の狼煙が上がる。27分、早理9番松尾(2年=早大本庄)が左サイドをえぐり、マイナスにクロスを上げる。これに19番小野が飛び込むが惜しくもディフェンスに阻まれてしまう。止まることない早理は29分、26番八塚のロングフィードから左サイドを駆け上がった7番山谷(2年=川越東)がドリブルで持ち込みゴールネットを揺らす。終了間際に早理は再び追いつくことに成功。対するHUMANも17番菰原と1番藤林を中心とした素早いカウンター攻撃で何度もゴールを脅かすも、点を決めることができずに後半が終了。

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延長

延長になると、両チームとも疲労が見え始める。その中でも優勝に向かって激しい球際の攻防が繰り広げられた。延長前半6分、HUMAN74番真先(1年=東京成徳)のクロスを1番藤林がディフェンスとキーパーを外してシュート、間一髪のところで早理5番伊藤が身体を投げ出しシュートブロック。早理はDF陣の奮闘に応えるかのように攻撃陣も働く。延長前半10分、7番山谷のクロスに9番松尾がダイビングヘッドで飛び込むもファーに逸れる。延長後半は両チームとも幾度かのチャンスを迎え、シュートまで持ち込むも、試合を決定づける得点を決めることができない。そのまま延長戦は終了し、早稲田の頂点を決める戦いはPK戦に突入する。

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PK戦

先攻はHUMAN、後攻は早理。

リラックスした雰囲気のHUMANに対し、早理は集中力を高めている様子。先攻のHUMANが確実にゴールを決め、迎えた早理2人目のシュートは惜しくも左下のポストに嫌われてしまう。その後お互いに確実にゴールを決めるも最後まで1人も失敗しなかったHUMANがPK戦を制し2年ぶりの優勝を果たした。

 

 

H           理

◯         ◯

◯         ×

◯         ◯

◯         ◯

 

H : HUMAN FC

理 : 早稲田理工

 

HUMAN 5-3 早稲田理工

 

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昨年度惜しくも新関東1部リーグを降格してしまったHUMAN FC。この早稲田大学学内戦ではそのことを一切感じさせない強さで見事優勝を果たした。1年での新関東1部リーグ復帰、そして今後のカップ戦のタイトルを大いに期待させるような結果と内容で大会を締めくくった。このメンバーに新入生を加え、HUMAN FCがこれからどこまで躍進を遂げるのか楽しみである。

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