【新関東カップ2019・3回戦】炎天下の中行われた好ゲームは慶應リコタイが競り勝つ。
狩野幹太郎RESULTS
練習試合
理工学部体育会サッカー部
生田サッカー部蹴友会
5月25日に新関東カップ3回戦、慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部(以下:慶應リコタイ)と明治大学生田蹴友会(以下:明治生田)の試合が神栖市矢田部サッカー場で行われた。
(慶應リコタイスタメン)
(明治生田スタメン)
持ち味である中盤でのパスワークと素早い攻守の切り替えで、2回戦では首都大八雲を相手に4得点を挙げ快勝し、勢いに乗る慶應リコタイ。対する明治生田は新関東リーグでは1部に所属する強豪。持ち前の堅い守備と前線の個人技を中心とした攻撃で準々決勝進出を狙う。また先日行われた稲穂フェスタでは、慶應リコタイが3-0と勝利したこのカードだが、明治生田がその敗戦からどのように修正してくるのかという点にも注目が集まる。
前半
太陽が強く照り付ける炎天下の中、試合はキックオフ。4‐2‐3‐1の布陣でスタートした慶應リコタイに対し、明治生田は5バック気味の守備的なシステム。
2回戦の勢いそのままにアグレッシブなプレーが目立つ慶應リコタイとは対照的に明治生田はこの試合が新関東カップでの初戦ということもあり、硬さが感じられる立ち上がり。セーフティーなロングボールやクリアが目立つ印象。
先手を取ったのは慶應リコタイ。前半3分、中盤で細かく繋ぐと7番志村(3年=日大習志野)がディフェンスラインの裏にスルーパスを通す。上手く抜け出した10番水野(3年=慶應志木)がキーパーをかわして冷静に流し込む。慶應リコタイが開始早々に先制する。
対する明治生田はロングボール中心の攻撃からチャンスを作り出す。前半13分、後方からのロングボールに抜け出した28番松村(2年=狛江)が自ら仕掛けコーナーキックを獲得。左からのコーナーキックは慶應リコタイがクリアしきれず、右からのコーナーキックとなる。このコーナーキックを10番新井(3年=清水東)が蹴り込むと、キーパーが触れずボールはそのままゴールの中へ。セットプレーからすぐさま同点に追いつく。
しかし、直後の16分、慶應リコタイ105番三浦(2年=世田谷学園)が中盤の低い位置でボールを受けると、そのまま持ち上がり明治生田の高いディフェンスラインの裏へ絶妙なスルーパス。これに反応した10番水野(3年=慶應志木)がディフェンスの追走を振り切りキーパーとの1対1を冷静に沈めて、再び慶應リコタイにリードをもたらす。
22分には慶應リコタイ50番円野(2年=慶應湘南藤沢)の縦パスを受けた15番宇和田(2年=市立浦和)がディフェンスと上手く入れ替わる。ペナルティエリア左からシュートを放つもこれはキーパーに弾かれてしまう。1点をリードする慶應リコタイのペースで前半が終了。
後半
お互いに決定機をものにした前半とは打って変わり、後半は両チーム共に決め手を欠く硬い立ち上がり。
先にチャンスを作ったのは明治生田。12分、10番新井(3年=清水東)が巧みなドリブルで中央を1人で突破すると、そのままミドルシュート。しかしこれはキーパーの正面。
対する慶應リコタイは13分、15番宇和田(2年=市立浦和)が105番三浦とのワンツーで左サイドを崩しシュートを放つもキーパーが正面でキャッチ。
16分にも慶應リコタイがチャンスを作る。105番三浦(2年=世田谷学園)が中央の15番宇和田に縦パスを入れるとタメを作り右サイドへ。左サイドを駆け上がってきた10番水野(3年=慶應志木)がペナルティエリア右からダイレクトでシュートを放つもゴールの上へ外れてしまう。
猛攻を仕掛ける慶應リコタイ。22分には明治生田の最終ラインからの縦パスを15番宇和田(2年=市立浦和)が高い位置でインターセプト。左サイドを持ち上がりシュートを打つもサイドネット。
1点を追う明治生田は終盤、10番新井(3年=清水東)が中盤で上手くパスを受け果敢にドリブルを仕掛けるも慶應リコタイの堅い守備を上手く崩すことができない。
足の止まってきた明治生田に対し慶應リコタイはサイド攻撃からチャンスを作る。22分、10番水野(3年=慶應志木)のパスを受けた105番三浦(2年=世田谷学園)が右サイドを突破しクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだ15番宇和田(2年=市立浦和)がシュートを放つもわずかにゴール右上に外れる。
後半ロスタイムには、明治生田がセットプレーからチャンスを作るも最後までゴールに結びつけることは出来ずタイムアップ。
終盤は両チームともに体力の消耗も目立ちオープンな展開となったが、1対1の局面などでは互いの意地がぶつかり合う見応えのあるゲームとなった。勝った慶應リコタイは準々決勝で同じく慶応義塾大学の慶應キッカーズと対戦する。キッカーズの巧みなポゼッションサッカーに対してリコタイがどんなサッカーを見せてくれるのか。注目の慶應対決が好ゲームになることを期待したい。
Written by
狩野幹太郎
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