【BMOM82】亦野陸生(3年=八千代) 鮮やかなFKで同点弾を演出
高橋佑輔[10.28 新関東リーグ2017・1部第3節 青山理工 1-1 明治生田 ZOZOPARK]
一点のビハインドを負って迎えた後半17分、センターよりやや左で手に入れたFKのキッカーを務めたのが64番亦野(3年=八千代)だった。右足で狙いを定めたボールはゴール右上へと綺麗な弧を描いて吸い込まれていった。
「いい位置でFKもらってくれて落ち着いて蹴れば入るかなと思ってたのでうまくいってよかったです」と
このように本人も狙い通りの一撃に満足そうに答えた。
第2節では数的優位という有利な展開で勝ち点の得ることのできなかった青山学院大学理工サッカー部。(以下:青山理工)
「前節負けているのでチームとして勝ち点3を確実に取るという気持ちで試合に臨んだ」
と本人も述べているように、最下位の明治大学生田サッカー蹴友会(以下:明治生田)相手に勝ち点を取りに行きたいという試合であった。
しかし、試合が始まると序盤は明治生田に押し込まれる展開に。
前半6分に失点を喫し、不利な状態に立たされるとなかなか攻め手の作れない苦しい時間が続いた。
この状況に関して亦野は
「先制されて苦しかったですが焦らずゆっくりいこうと思ってました」
と気持ちを述べた。
この発言の通り、青山理工は亦野を中心に自分たちのペースを取り戻し、得意のパスワークで明治生田ゴールを何度も脅かした。
「個人的にはサイドバックの安藤(3年=座間)と左サイドを崩したかったのですが相手が対応してきたので少し中めでプレーしました」
と試合を振り返った。プレーエリアを中に移しポゼッションサッカーの起点として働いていた。
また試合を通しセットプレーのキッカーを務めた亦野。彼のキックからチャンスが演出されるというシーンも幾度か見られた。
そしてFKで貴重な同点ゴールを挙げ、なんとか勝ち点1をチームにもたらした。
そしてこれからのリーグ戦に向けて
「最後うちが押していた分勝ちたかったですが切り替えて残り4試合頑張ります!」
と意気込んだ。
試合終盤、猛攻を仕掛けるも追加点の取れなかった青山理工。リーグ戦を勝ちきる上で決定力を上げるのは必須課題になる。
残り4試合、この結果に満足せず戦い続けなければならない。
Written by
高橋佑輔
takahashi
早稲田大学 FC.GUSTA
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