[BMOM1]MF新井裕貴(3年) “いぶし銀”のプレーで中盤を支配

BeYonD 編集部

【アットホームカップ決勝戦】味の素スタジアム西競技場
早稲田大学稲穂キッカーズ 2-1 法政大学学団連サッカー部

”いぶし銀”の仕事人

背番号4番。エンジ色のユニフォームを着た、この男には“いぶし銀”という言葉がよく似合う。その言葉通りこの日、派手さはないが確実に法政学団連の攻撃の芽を摘んでいた。延長までもつれた試合で80分間、攻守にわたって堅実に仕事をし、この日の勝利に貢献した。「相手が蹴ってくることはわかってたので、中盤でセカンドボールを拾うことを意識した。」と語った。早稲田稲穂4番新井(3年=茅ヶ崎北陵)は序盤こそ法政学団連の勢いのある攻守に苦しんだが、時間が経つにつれ着実にセカンドボールを拾い、ゲームメイクに力を発揮した。

 

「序盤は相手のプレッシャーの速さもあり、ボールタッチが少なくなってしまった。」と語ったように、稲穂は試合の立ち上がりでは法政10番伊藤(3年=法政二)、9番田嶋(3年=都立城東)を中心としたスピードとフィジカルの強さに苦しみ、クロスバー直撃を含める決定機を2度作られるなど法政に押し込まれる時間帯が多くなっていた。しかし、前半を無失点で乗り切えられたものの、新井の潰しの守備の結果であろう。その後、法政4番新田(3年=名東)との激しい中盤の攻防戦で奮闘。あらゆる場面に顔を出し、存在感を示した。徐々にスペースが空いてくるとボールを保持し、攻撃の起点になりチームを支えた。

 

アットホームカップを制覇し、関東王者になった早稲田稲穂。しかし、目標は3冠の一つである、新関東フットボールリーグの制覇である。「アットホームカップ優勝の勢いを持ちながらもしっかり気持ちを切り替えて残りの4戦を一戦一戦を大事にして絶対に勝ちたい」と慢心することのない稲穂の仕事人、新井裕貴にこれからも注目していきたい。

 

試合後、優勝トロフィーを手に笑顔を見せる新井(右)

14925766_1781664078780342_6506487118556871173_n

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2019.07.05

【BeYonD History vol.1】“真面目老害” 古平翔太編

新企画がスタートしました! 今回はBeYonD内部でメンバーの紹介も交えながら各メンバーがどうしてBeYonDに入ってどんな気持ちで活動しているのか等、普段の記事だけでは分からない内情を発信していけ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.11.15

【BMOM83】フースバルを勝利へと導く左足!膠着を破った左SB中村豪(2年=洛南)

2017年11月11日、ZOZOPARKにて新関東リーグ・1部第6節、中央大学フースバルクラブ(以下:中央フースバル)と明治大学体同連生田サッカー部蹴友会(以下:明治生田)の試合が行われた。 試合は…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.01.17

【株式会社フジキカイ】BeYonDの新スポンサー様を訪問させていただきました!

    みなさんこんにちは!BeYonD編集部です!   今回、2021年12月より新たにBeYonDプロジェクトをスポンサードしていただいている…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.01.10

【マネの想いvol.3】”プレーヤーと共に新しいチームへ”

3年マネージャー特集 第二弾 法政大学工体連サッカー部 田村瞭奈さん 「プレイヤーと共に、新しい工体連を作り上げた唯一の3マネ」 −法政大学工体連サッカー部(以下工体連)に入ったき…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.08.01

新関東カップ2024 優勝チームインタビュー

5月に開幕した新関東カップ2024の決勝が7月7日(日)に行われ、早稲田大学FC.GUSTA(以下、GUSTA)が見事初優勝を果たしました。優勝チームの副キャプテンである椎谷俊輔選手にインタビューして…

read more 日比野洵
コラム 2016.12.26

【全米に教えたい】モチベーションムービーの作り方!!

  12月に入ってだいたいのチームも代が替わり、新体制に変わったことでしょう。 これからモチベーションムービーをつくることになった方もいるかもしれません。   …

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.02.28

【チームの根vol.1】 “責任と誇り” 慶応キッカーズ58th 宮武勇旗 (3年=サレジオ学院)

サッカーサークルはなにも試合に出ている花形のプレイヤーや、チームの華としてプレイヤーを支えているマネージャーだけではない。彼らがいなくては一サークルとして成り立たない。そんな“根っこ”のような存在がい…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.22

初代「Beyon d’Or」決定

BeYondによる新企画!!!   その名も「Beyon d'Or」※ビヨンドール どこかで聞いたことがあるような響きですよね。   そうです国際サッカー…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.06.15

【BMOM133】後藤諒(3年=八千代) 立教愛好会縁の下の力持ちが緊張の取材デビュー!

6/8(土)@鹿島ハイツ第5グラウンドにて行われた新関東カップ準決勝。立教大学サッカー愛好会(以下:立教愛好会) vs 慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部(以下:慶應リコタイ)は前半2点を挙げ、勢い…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.11

【BMOM9】CB福田拓也(3年) 先制点を挙げ勝利に貢献

 攻守の要  福田   第5節、4連勝で勝ち点12と首位を走る稲穂は、勝ち点1差の立教愛好会と対戦した。結果は誰もが驚いただろう。5-0で稲穂が大勝した。稲穂の攻撃陣が爆発するきっか…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-