【BMOM133】後藤諒(3年=八千代) 立教愛好会縁の下の力持ちが緊張の取材デビュー!

BeYonD 編集部

6/8(土)@鹿島ハイツ第5グラウンドにて行われた新関東カップ準決勝。立教大学サッカー愛好会(以下:立教愛好会) vs 慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部(以下:慶應リコタイ)は前半2点を挙げ、勢いに乗った立教愛好会が勝利を収めた。今回beyondが注目した選手は、立教愛好会の”いぶし銀”とも囁かれ、不動のCBとして無失点勝利に貢献した、5番後藤諒(3年=八千代)である。

 

試合後に話を聞くため、当人を直撃。

 

始めは驚きと緊張からか、頭に手をやったり目が泳いだりと落ち着かず、だけどもBMOMへの選出にはどうやら喜んでいる様子。少しずつ緊張がほぐれてからの後藤は、ゆっくりとひとつひとつ、言葉を選ぶように試合を振り返っていた。

「こういう取材とか慣れてないので、めちゃくちゃ緊張してます。何言えばいいんだろ。とにかくDF陣としては、無失点で終われたことが1番良かった。球際もしっかり相手に寄せた守備ができていたと思う。」

 

この日はいつも隣にいる相棒が、実習のため試合に出場できず。慶應リコタイ戦でコンビを組むことになった鬼塚(3年=専大松戸)について

 

「いつもとやることは変わらなかったし、全然やりやすかった。自分があまり声を出してというタイプではないから、鬼塚が味方に声をかけて指示を出してくれたことはすごく助かった。」

 

お互いの得意不得意を上手くカバーしあったようだ。息のあった2人のプレーによって、慶應リコタイに隙を与えなかったと言えるだろう。

 

 

後藤のプレーの持ち味のひとつには正確無比のキックが挙げられる。リコタイ戦でも前線への的確なロングキックや縦パスで、幾度となく攻撃の起点をつくった。

 

しかし後藤は自身のパス精度について謙遜した態度を見せた。

 

「自分は試合中ほとんど考えてなくて。いつも気づいたら試合が終わってる、、、(笑)

練習もわりとゆるっとやってしまう部分が多いので。こんなこと言ったらまわりに怒られるかな(笑) 」

 

 

これについてチームメイトにも聞いてみた。

 

「お世辞にも熱量半端なく練習してる、とは言えない。ただ黙って我が道を行ってる。良いとこと言えば、あの風貌でパーマだから意外といじられキャラ。マネージャーからは可愛がられてる。」

 

なるほど。どうやらただの一匹狼ではなく、愛くるしいチームのいじられキャラみたいだ。

あの感嘆の声が出るほどのパスは、無意識に身体に染み付いた賜物なのだろうか。

faceeec9-aa66-47df-9fa9-910d1c118564

 

 

最後に埼スタでの決勝戦に向けた意気込みを聞いてみた。

「試合に関しては今のところまったく緊張してないです。残りの期間、今までよりは練習も気合い入れて頑張ります。とにかく無失点だけを目指したい。あとは自分のパスも少しは自信にして、前線の選手が上手く得点に繋げてくれると信じています。」

 

 

終始落ち着いたプレーで守備の要となり、時に攻撃活性化の引き金となった後藤。最後の闘いまでの1ヶ月、普段の練習への取り組み方には何か変化があるのだろうか。

 

対するは昨年王者中央大学体同連フースバルクラブを倒し勢いを増す青山学院大学理工サッカー部。決勝戦では立教愛好会の爆発力ある攻撃陣と合わせて、この選手にもぜひ熱い眼差しを向けてほしい。飄々とした雰囲気からは想像できない、驚くようなプレーを連発させてくれるはずだ。

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2017.06.09

【BMOM61】佐藤宏樹(3年=市立浦和)強力攻撃陣を支える立愛のイニエスタ!

新関東カップ2017準々決勝立教大学サッカー愛好会(以下=立愛)と明治大学体同連サッカー部(以下=体同連)との試合は立愛が完成度の高さを見せ2-1での逆転勝利を収めた。 立愛の強力攻撃陣を支えな…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.03.04

BeYonD OGが振り返る “所属サークルに還元できるBeYonDでの経験”

暖かい日も増え、春の訪れを感じるこの頃。4年生の皆さんが卒業を間近に控える季節となりました。🌸 私たちBeYonDも代替わりを迎え、新しい幹部、メンバーと共にスタートを切りました。 そんな…

read more 田中菜々美
コラム 2017.06.16

【BMOM64】桑垣誓広(2年=大社) 関西を代表する怪物級ストライカー

6月10日、関西同好会サッカートーナメントの決勝戦が同志社大学京田辺キャンパスにて行われた。 前半から激しい球際の攻防、確かな技術でこの大会1番の好ゲームとなったこの試合を制したのは京都産業大学ON…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.04.25

【チーム特集】早稲田大学FC.GUSTA

今回は去年に引き続き開催した【インスタ企画 良い写いいね大会】において、1132いいねを獲得して第1グループ2連覇を果たした「早稲田大学FC.GUSTA」に独占インタビューを行いました! &nb…

read more 後藤直也
コラム 2016.11.01

【同好会基礎情報vol.2】関東だけじゃない!関西同好会サッカー連盟とは?

大学サッカー同好会カテゴリーの現状について解説するこの連載企画。 第1弾はこのサイトでよく見かける「新関東」について紹介しました! そして、今回の第2弾。 近年、急速に発展・拡大してきている関西…

read more BeYonD 編集部
コラム 2019.05.29

【BMOM127】中村亜門(2年=横河武蔵野)決勝点でチームを3年ぶりのベスト8へ導く!

新関東カップ3回戦 慶應義塾大学慶應キッカーズ(以下:慶應キッカーズ)と早稲田大学理工サッカー部(以下:早稲田理工)の試合が5月25日に矢田部サッカー場にて行われた。 ポゼッションを得意とするチ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.12.21

【イケメン特集vol.4】ガチのインテリイケメンを人生で一度は崇めたい。

こんにちは!やってきましたみなさんお待ちかねイケメン特集です! 日々マネジメントを頑張っているマネージャーへのささやかなご褒美といっても過言ではないこの企画。 美女マネばっかりずるいよね!そう…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.11.06

【新関東リーグ2021・1部第5節マッチハイライト】新関東リーグも遂に折り返し。勝ち点を積み上げ、優勝に近づいたチームはどこだ!?

10月16日(土)に開幕した2021年の新関東リーグも第5節で折り返しを迎え、目が離せない稀に見る大混戦となっている。   11月6日(土)、鹿島ハイツで行われた新関東リーグ第5節の結果…

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.11.20

【新関東リーグ2022・1部・5節マッチハイライト】終盤戦に向け、勢いをつけたのはどのチームだ!?

中央大学体同連フースバルvs早稲田理工サッカー部 前半は互いに譲らず0-0で終える。後半22分中央フースバル27番大久保廉(2年=新潟明訓)のロングフィードに抜け出した33番大塚信太朗(2年=座間)…

read more 大田智輝
コラム 2022.01.17

【株式会社フジキカイ】BeYonDの新スポンサー様を訪問させていただきました!

    みなさんこんにちは!BeYonD編集部です!   今回、2021年12月より新たにBeYonDプロジェクトをスポンサードしていただいている…

read more BeYonD 編集部

-PICKUP CIRCLE-