稲穂×Jヴィレッジ×復興交流会!

BeYonD 編集部

みなさんこんにちわ!長いはずの春休みももうすぐ終わってしまいますね、、、単位は無事に取れていましたか?

私は大学生活で初めてテストの存在すっかり忘れてて、すっぽかしました。あの日家で爆睡かましてた自分を恨みたいところ。。

 

そして最近は来月からついに4マネになることに動揺を隠しきれない。。

現役のみなさんはいよいよ来月からスタートする新歓活動に向けて張り切っていることだと思います!スーパールーキーがどこに隠れたりしていないか期待したいですね!

 

今回は、春休み中の同好会としての取り組みをひとつご紹介したいと思います!

 

f9bba81a-c348-41eb-8b05-4f7f37fb8e9c
3月11日、東日本大地震から8年。この日福島県にあるサッカーナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジ(以下:Jヴィレッジ)では、大学生や社会人が集ってサッカー交流会が開かれた。試合形式は30分1本のリーグ戦。

Jヴィレッジは、福島県双葉郡楢葉町・広野町にあるスポーツ施設である。サッカーナショナルトレーニングセンターとして、季節問わずこれまで数多くの大会や合宿等で利用されてきた。「日本サッカーの聖地」として愛されてきたJヴィレッジ。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大地震により、福島第1原発事故の収束拠点となったため、営業を停止せざるを得ない状況だった。

福島県は、Jヴィレッジの2018年夏一部再開、2019年4月全面再開を目指す。再開にあたり、日本初となるグラウンド1面規模の全天候型練習場や新たな宿泊棟の設備を筆頭に、再びスポーツを愛する人が集い、スポーツの楽しさや喜びを分かち合う場所とするため復興プロジェクトを進めている。

 

今回サッカー交流会を開催したのは福島県相双地方振興局の方々である。震災から8年という日に、力強く在り続ける福島の姿を見てもらいたいという想いから、今回の交流会を企画したそうだ。新しく生まれ変わったJヴィレッジについてコメントをいただいた。

「新生Jヴィレッジは、ただ以前のような施設として戻ってくるのではありません。”スポーツをする喜び、見る楽しみを分かち合い幸せになる。地域に賑わいをもたらし、人々の集う場所と笑顔を作り出す”。これを新しいJヴィレッジは今まで以上に実現できると思っています。福島の地域活性化というて点でも、多くのサッカーに携わる方にお越しいただければ幸いです。今回参加してくださった学生のみなさんにも満足していただけたようで嬉しい限りです。」

サークルとしては唯一、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)がこの交流会に参加した。稲穂のプレーヤー数人に話を聞いたが、宿泊施設の良さに感銘を受けたと同時に、プレーする環境に対しても感嘆の声を上げていた。

「グラウンドの数や練習場の広さにはびっくりした。特に全天候型グラウンド。」

「部屋も綺麗で、ご飯も美味しい。従業員のサービスも120点で過ごしやすかった。学生にとっては価格も安くてありがたい。合宿等で使う機会があったらまた利用したい。」

「自分自身は8年前にもJヴィレッジを訪れていたので、とても感慨深かった。またここでサッカーできたことが嬉しい。」

今後Jヴィレッジを合宿の拠点とするチームも増えていくかもしれない。ただし、夜はおとなしく寝ることが条件であることは言うまでもない。そういった意味では某飲みサーあたりは、利用するのが躊躇われるチームも。。。

 

稲穂のプレーヤーたちは試合をするだけでなく、東日本大地震復興セミナーも受講。このセミナーでは主に原発事故の概要、放射線量の現状、風評被害についての話があった。

放射線量の問題については、まだ福島では数値が高いのではないかと、誤解していた学生も多いようだ。皆口々に正しい情報を手にする大切さを語った。想像以上の風評被害の実態にもショックを受けたと言う。

福島県で漁れる魚や水には何の問題もないが、汚染物質による風評被害は一向に消えない。残念ながら昨年はまだJヴィレッジも完全には整った状況でなく、報道機関は悲惨さばかりに焦点を当てた。社会に根付いてしまったその”マイナス”のイメージを払拭するためにも、私たちは復興途中、そして復興を遂げた姿もしっかりと知る必要がある。

8年という歳月は少なからず東日本大地震を風化させた。その事実は否定できない。ただ、このサッカーというスポーツを通じた取り組みや、何か小さなきっかけからでも、震災について各々が考える時間を持ったことが大事だと感じる。

 

特筆すべきはもうひとつ。稲穂のプレーヤーにとって貴重な経験となったのが体育会に所属する学生との試合だった。普段は関わりがない相手との試合に、いつも以上にアドレナリンが出たみたいだ。

「普段はサークルとしか試合をしないけど、体育会と試合をして十分に張り合える試合もあって自信になった。サークルでもこうした活動をしていくことに意義があると思った。」

「結果は3位に終わってしまったけど楽しかった。もっと強いチームとの交流を増やしたい。」

 

—参加チーム一覧—

早稲田大学稲穂キッカーズA.B

福島県立医大サッカー部A.B

東日本国際大学サッカー部

フェニックス(社会人チーム)

群馬県上武大学サッカー部

埼玉県尚美大学サッカー部

—成績—

優勝:東日本国際大学サッカー部

準優勝:フェニックス

3位:稲穂キッカーズA

 

体育会やサークルの垣根、地域という垣根も越えての交流は学生に多くの学びをもたらしたに違いない。直近では早稲田大学のア式蹴球部とサークル間での練習試合やミニサッカー大会が予定されている。こうした取り組みがさらに広がれば、今まで以上の楽しさや新たな発見が生まれ、同好会カテゴリーの盛り上がりにもつながるのではないだろうか。

e59614b1-70ed-4b59-9995-848876a69142

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2018.10.19

【BMOM107】小田島圭吾(4年=國學院久我山)開幕戦での貴重な同点ゴール! 今年もこの男が新関東を盛り上げる!!

明治大学Groovykidsは昨年、チーム史上初の2部降格。 この試合、悲願の1年での1部昇格のために、どうしても勝ち点3が欲しいところだ。 しかし、序盤から早稲田大学HUMAN.FCに主…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.26

【新歓記事2021】vol.2 早稲田大学サッカーサークルその2

新歓記事vol.2ではvol .1に引き続き早稲田大学の6チームを紹介します!     早稲田大学荒友キッカーズ ・自分たちのサークルを一言で表すと! …

read more 東 孝太郎
コラム 2020.05.18

サッカーサークルのマネージャーの実態を暴け!

  新入生のみなさんこんにちは!       今回の特集は、サッカーサークルの「マネージャー」についてです!!  …

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.04.08

【新入生必見!同好会チームガイドvol.14】東洋大学編その1

新入生の皆さんご入学おめでとうございます! 今回は東洋大学の新入生に向けたチーム紹介をしていきます 本日と明日、続けて東洋大学を特集していきますので、是非目を通していただいて参考にしてみて…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.04.08

【新歓記事vol.3】明大新入生必見!明治大学のサッカーサークルを比較してみた!

慶應、日大の紹介に続いて本日は、明治大学のサークルの紹介をする! 本日紹介する4つのサークルはいずれも大学公認のサークルで、サッカーと遊びを本気で両立できるチームづくりをしている! 明治大学体同連…

read more 石井寛己
コラム 2016.11.23

【美女マネ特集vol.6】第6回は同好会カテゴリー屈指のかわいい集団との呼び声も高いあのチームのマネ!

こんにちは!   今日は勤労感謝の日ですね。   年一回ペースで勤労を感謝されてもあまりしっくりこないですよね。   とりあえ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.04.16

【マネの技術Vol.3】もしもの大怪我に備えておきたい技術をあの美女マネが!?〈応急処置編〉

ほとんど起きませんが、1年に数回は起こるのではないでしょうか。素人には判断がつきませんが、応急処置としてできること、してはいけないことがあります。 これを読んで、頼り甲斐のあるマネージャーになろ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2020.06.01

【マネの想いvol.3】“1番伝えたいのはプレーヤーへの感謝”

第3弾となるマネージャーの想いを語ってくれたのは、 早稲田大学理工サッカー部 3年 山下美穂さん(左から2番目)     −早稲田大学理工サッ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.05.26

【BMOM45】伊藤道隆(2年=明大中野) 魔の左足から2アシストを記録しEAGLE撃破に貢献

先日5月20日に行われた新関東カップ戦2回戦、上智大学EAGLE(以下EAGLE)と明治大学BeeVoo(以下BeeVoo)の対戦。 EAGLEが先制点を上げ勢いに乗り、順調に勝利するかと思われたが…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.07.07

【新関東カップ2017】ニューヒーロー賞”中島剣士郎”(1年=早大本庄)”

稲穂キッカーズ(以下:稲穂)が圧巻の三連覇を果たし幕を閉じた新関東カップ2017。大会を通し多くの激闘が繰り広げられ、強豪チームがぶつかり合い、白熱した大会であった。4月から入学した新入生を加えた初の…

read more 高橋佑輔

-PICKUP CIRCLE-