【新関東リーグ2023・1部・第2節】 中央サカ同VS早稲田稲穂 緊迫のゲームを制したのは!?
阿部真珠RESULTS
新関東リーグ2023・1部・第2節
稲穂キッカーズ
サッカー同好会
11/4(土)鹿島ハイツスポーツプラザにて、中央大学サッカー同好会(以下:中央サカ同)と早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)の新関東リーグ第2節が行われた。
近年のサッカーサークルを牽引する両チームの試合は見所の多い試合となった。昨年の1部優勝の稲穂と2部優勝からの下克上を狙う中央サカ同、互いに堅守速攻を武器にしているチームだが軍配はどちらの手に上がるのだろうか。
(中央サカ同スタメン)
(稲穂スタメン)
前半
試合は序盤から球際の激しい拮抗した試合になる。中央サカ同は9番信岡光(3年=日大藤沢)、稲穂は9番双木駿(3年=早稲田本庄)を起点とした攻撃を組み立てていく。しかし両チーム中盤の固い守備からなかなか決定機を作ることができない。
先にチャンスを作ったのは前半9分、稲穂がサイド攻撃からコーナーキックを獲得。しかしこの場面は中央サカ同4番阿部真珠(3年=日大山形)がしっかりと跳ね返す。
しかし直後前半10分、稲穂が同サイドでコーナーキックを獲得すると22番今西陽良(3年=福岡)が混戦をうまく抜け出しファーで合わせ劇的な先制点を挙げる。
追いつきたい中央サカ同はここから猛攻に出る。
まずは失点直後の前半12分21番高田聖也(2年=真岡)が前線で倒されフリーキックを獲得。31番山本真弘(2年=真岡)が直接ゴールを狙うもクロスバーの上に外れてしまう。
前半21分には8番野田翔汰(3年=甲府商業)からのロングパスに21番高田が抜け出すも惜しくも届かない。
両者一進一退の攻防が続く中で前節キャプテンマークを巻いた稲穂の14番奈良幸亮(3年=市立浦和)
が圧倒的な運動量で攻守に貢献する。
前半25分には稲穂の右サイド12番黒岡響生(3年=日大二)からの鋭いクロスに28番吉田祥大(2年=川和)が足で合わせるもクロスバーの上を越す。
前半は両チーム高い集中力で互いに流れの中で決定機を作らせない展開が続いた。中央サカ同は1点を追いかける形になったが後半どんな攻撃を組み立ててくるのか見ものである。
後半
後半は1点を追いかける中央サカ同が果敢に稲穂のゴールへ向かう展開が増える。
後半2分中盤の崩しから左サイドへ展開した中央サカ同は39番辻宙(3年=浦和南)のクロスに17番滝口颯太(2年=松本山雅ユース)が合わせに行くも頭上を越える。
後半13分には中央サカ同が中盤でフリーキックを獲得し、31番山本のキックに4番阿部が合わせるも稲穂の38番稲葉俊太(¹年=早稲田)の好セーブに阻まれる。
攻める中央サカ同、守る稲穂。中盤のセカンド回収からゴール前の攻防までひりつく時間が続く。
後半20分には稲穂9番双木が中盤でボール奪取後自身でロングシュートで追加点を狙うも大きく外れる。
その後両者交代選手も投入され後半残り5分まで膠着状態が続く。
1点が欲しい中央サカ同は後半30分またも中盤からのフリーキックのこぼれ球に2番長友星澄(2年=実践学園)が合わせるも稲穂の決死の守備に阻まれる。
後半35分土壇場でラストプレーを獲得したのは中央サカ同。再三稲穂の固い守備の前に跳ね返されてきたコーナーキックのこぼれ球を最後は8番野田が蹴り込むも大きく外に外れた。
直後試合終了の笛が鳴り1点を守り切った稲穂が勝ち星を挙げた。
稲穂の1点を守る気迫。中央サカ同の1点を追う迫力。両チームの熱い戦いは70分間を通してサークルサッカーを象徴するような一戦となった。
しかしリーグはまだまだ続いていく。今週末に開催される合宿も両チームの白熱した試合が続いていくだろう。
Written by
阿部真珠
Makoto
Keywords
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