【審判目線】審判だからこそ分かる、”体育会”と”サークル”の違いとは?

東 孝太郎

こんにちは!BeYonD編集部です。

大学サッカー界には”体育会”と”サークル”という2つの組織があり、両者の違いは数多く存在します。サッカーのレベルからサッカーに対する熱意までその違いは様々ですが、今回はこれまで語られてきた目線と少し角度を変えて、審判目線から見た”体育会”と”サークル”の違いに迫っていこうと思います。

そこで今回は、実際に”体育会”と”サークル”両方の試合で審判を担当されている4名の方々にインタビューを行いました。4名の方々は”体育会”では関東大学サッカーリーグなどを、”サークル”では学年別大会など幅広く担当されており、両者をよく知る方々です。

 

Q .これまで何度かサークルの試合の審判を担当されてきたと思いますが、サークルの試合の率直な感想を教えてください


A .高校年代まで強豪チームでプレーしてきた選手、そうでない選手様々いる中、高校時代同様の熱意で一体感を持って、ここまで培ってきたものを大学の場で発揮している姿に感心しました。プレー1つ1つを見ても技術が高いですし、サークルの試合の中でもレベルの高いプレーを間近で見る事ができるのは審判冥利に尽きますし、少しでも緊張感のある試合となるように心がけています。

 

Q.様々な試合で笛を吹かれてるなかで、特にサークルの試合で笛を吹かれる時に心掛けていることは何かありますか


A.カテゴリー別で意識していることはあまりなくて、あくまでも競技規則はどのカテゴリーも同じものなので競技規則に準じて笛を吹いています。どの試合であっても競技者はサッカーを楽しむ事が前提にあると思うので、選手にその楽しさを担保する、支えるということを意識しています。

 

Q.サークルの試合にはサークル特有の試合環境があると思います。審判目線から見て、それらの特徴で気になる点は何かありますか


A.同じ大学生である体育会に比べると、監督がいないこともあって審判との駆け引きが少ないかなと思います。サークルの方がより審判と選手がフラットに接する事ができ、選手と一緒に楽しめる感覚が強いですね。

 

Q.よくサークルは遊びで体育会は真剣と言われる事が多いですが、審判目線から見たサークルと体育会の違い、サークルならではの特徴は何かありますか


A.体育会の試合では監督が指示を出し、他のベンチメンバーは静かに戦況を見つめている事が多いですが、サークルはマネージャーも含めベンチにいる全員が声を出していて、試合に出ている人だけではなく出ていないメンバーも含めチームに一体感があるなと感じます。審判をやっていても楽しいですし、すごく素敵な空間だなと思います。

 

Q.体育会の試合とサークルの試合の審判を比較して、サークルならではのやりづらさを感じることは何かありますか


A.サークルは監督がいない分、試合運営の際に時間通り運営できない事が多々あります。ベンチ前にベンチメンバーやマネージャーが群がっていたり、時間通りに集合できなかったりなど、学生だけで行っているからこその悩みであり難しさで、体育会では味わうことのできない経験ですね。

 

Q.サークルの試合で審判を担当されて得たサークルに対するイメージを教えてください


A実際に審判を担当して感じたことは、まずサッカーが上手いなと感じました。それこそ強豪校出身の方もいたりして、あまり本気でやっていなかった人たちの集まりだと思っていたイメージが払拭されました。

体育会に比べ試合時間が短いからこそ試合展開が早いなと感じました。後ろでボールを回す時間は少なく、お互いに攻撃をする時間が多いので見ている人たちは面白いと感じると思います。

また普通に運動量が多くて驚きました。高校でのサッカーが終了してから大学に入って普通は動けなくなる人が多いと思うんですけど、しっかり練習をやっていることもあって試合終了まで運動量が落ちないのはすごいと思いました。

 

いかがでしたでしょうか。
審判から見てもサークルのレベルの高さに驚くほど、サークルに所属している大学生もサッカーに対して熱く取り組んでいます。監督がいない、マネージャーがベンチにたくさんいることなど、”体育会”では考えられない環境が”サークル”にはあり、その意味では”体育会”と大きく異なりますが、それがまた”サークル”の良さであり、サッカーに対する熱意は”体育会”に負けないものがあるのではないでしょうか。

これからも様々な目線から”体育会”と”サークル”を比較して、”サークル”であることの価値を社会に広めていきたいと思います!

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東 孝太郎

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