【プレーヤーからマネージャーへ vol.1】フースバル編
松本 瑠風今回から、BeYonDの新しいシリーズ企画として、サッカーサークルにおけるプレーヤーからマネージャーへの想いをテーマとした対談を記事にさせていただきました。
第一弾は、中央大学体同連フースバルクラブさんの対談記事です。
プレーヤーからは、山口輝さん(3年)、増田誠也さん(3年)、岡本共生さん(3年)に、マネージャーからは島田小雪さん(3年)に話を伺いました。
プレーヤーとマネージャーで作り上げるサークル
―フースバルクラブ(以下フース)のマネージャーを選んだ理由は何ですか?
島田:大学でも何かに打ち込んで頑張りたいな、と思っていた時に、それにピッタリだったのがフースでした。プレーヤーもマネージャーも全力で日本一を目指して戦う先輩達の姿に憧れて、私もここで最後の学生生活に、夢中になって頑張って日本一を目指したいと思い、フースに入りました。
増田:プレーヤーはもちろんサッカーをやっていて楽しいけど、マネージャーはサッカーをするわけではないのに、プレーヤーと同じ温度感で日本一を目指してくれたり、毎回練習に来ててすごいなと思う。特に最近は授業も始まったり、夏は暑くて具合悪くなる子とかいるのに。自分だったらこんなに他の人に奉仕できるかなと思って尊敬してる。
島田:マネージャーはサッカーをプレーしてるわけではないけど、たぶん皆違うところで一緒に日本一を目指して戦っている気持ちを持っていると思う。100パーセントサポートしてるわけではなくて、一緒に戦っている気持ちだから、それが結果で帰ってきたら一緒に喜べるし、勝ってほしいな笑
プレーヤーはマネージャーのために、マネージャーはプレーヤーのために
―フースのマネージャーと他のサークルのマネージャーとで違うところはありますか?
山口:フースが練習する上でマネージャーがいないと成り立たないところはあるよね。他のサークルがどうなのかはわからないけど、フースはプレーヤーだけじゃなくて、マネージャーとプレーヤー合わせて作ってるサークル。ちゃんとプレーヤーに尽くした仕事をやってくれるのは、サークル界で見てもフースと稲穂くらいなのかな、と試合会場に行くたびに思うし、やってもらうことが当たり前じゃないんだって改めて思う。他のサークルの人たちにフースのマネージャーって厳しいとかまじめすぎる、もっとはじけてるマネージャーの方がいいんじゃないかって言われたりもするけど、自分はフースのマネージャーの方が好きだし、フースのマネージャーじゃなきゃいやだな、と今は思ってるかな。
岡本:1番フースのマネージャーで大きいなと思うのは、一緒に日本一を目指してくれてると感じられるところかな。やっぱり勝ったら一緒に喜んでくれるし、負けた時も、もちろん自分達も悔しいけど、自分達以上に悔しがってくれる、そんなところを見てもっと頑張らないとなって気合いを入れてる。マネージャーの頑張っている姿が自分達のプレーに繋がっている、ほんとに感謝してます笑
山口:マネージャーがサポートしてくれることで自分達はサッカーに集中できる。マネージャーがいなかったら、サッカーしながらも他にやらないといけないことが増えてきて、回らなくなると思うから、自分達が集中してサッカーできる環境があるのは他のサークルと比べるとマネージャーのおかげっていうのが大きいのかな。
島田:あと私が思うのは、プレーヤーとマネージャーが同じ立場?ラフ?な関係だよね。
山口:対等な関係で居られているのはいいことだよね。プレーしてる方が上、サポートしてる方が下とかではなくて、同じ立場でやれているのが居心地がいいな。
増田:あと、フースのマネージャーって、マネージャーの中でよくミーティングするじゃん?他のサークルだとあまりマネージャーの中で話し合うとか聞いたことないから、フースに対して真剣に考えてくれてるんだなって思うよ。そしてそれは、たぶん自分達のためっていうのが根底にあるから、ありがたい。
島田:そうだね、皆がサッカーに集中できるようにするために、できることを話し合ったり、マネージャーの中での意識の共有をしてる。
恩返しは、後悔のないフース生活を
―マネージャーの姿を受けて、今シーズンへの意気込みはありますか?
山口:マネージャーが暑かったり寒かったりする中で自分の時間を割いて、自分達のサポートしてくれてるから、頑張ってくれてる分それに応えるじゃないけど、さらに頑張らなきゃっていうのは口に出さないけどプレーヤーの総意としてある。今シーズンに入ってからまだ思うような結果が残せてない分、申し訳なさもある。だから今後の大会で、もちろん日本一という形で返せるのがベストだけど、3マネだったら3年間サポートしてきてよかったなって思えるようなシーズンにしたいなと思ってる。だから、苦しいシーズンになるし色々大変なこともあるけど、最後までついてきてほしいな。
島田:任せてください。
インタビューをしてみて、『プレーヤーとマネージャーで作っているサークル』という結束力が、フースの強さに繋がっているのだと感じました。
全国優勝の経験をもつフース。今年のチームはどうなるのか、活躍が楽しみです。
Written by
松本 瑠風
matsumotoruka
Keywords
Recommend
【マネの技術vol.5 】〜プレを支えるテーピングの方法編〜
プレイヤーが足を痛めている…けど試合に出場したい… そんな時に必要なのがテーピング!! いつもプレイヤーがテーピングしている姿を見て、やってあげたいなと思っているマネさんもいるのではないでしょうか…
read more BeYonD 編集部【BMOM136】シャバシュ哲生(2年=暁星)豪華絢爛たる早稲田稲穂のキーマン!
2019年10月19日、新関東リーグが幕を開けた。2試合目の対戦カードである早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と明治大学生田サッカー蹴友会(以下:明治生田)の戦いは早稲田稲穂が3得点を挙げ完…
read more 高橋佑輔マネージャーよ、ヒールを脱げ
みなさんのサッカーサークルのマネージャーのイメージってどんな感じでしょう?かわいい?癒し?黄色い声援?どれも間違ってはいないと思います。でも、最近のマネージャーはそれだけではないんです。チームによって…
read more BeYonD 編集部【BMOM38】小川潤之助(2年=杉並FC) 守護神のビッグセーブ連発で稲穂フェスタ連覇達成!
ゴールデンウィーク最終日に行われた第15回稲穂フェスタ。中央大学体同連フースバルクラブ(以下:フース)の2連覇で幕を閉じた今大会。 その決勝戦、青山学院大学理工サッカー部(以下:青理)との対戦で…
read more BeYonD 編集部【BMOM24】安藤匠(1年=東福岡)がピッチ上の監督として君臨しタレント軍団を統率した
フースバルの監督 安藤匠 その世代での今後のサッカーサークル勢力図を占うと言われている新人戦一年生大会。前日程で行われた新人生一年生大会vol.1の決勝カードは中央大学フースバルクラブダービーで…
read more BeYonD 編集部【新入生特集】ラグビー花園経験者がサッカーサークルに入った理由とは
こんにちは。BeYonD編集部です!! 梅雨が明け、ますます暑さが増してくる季節かと思いますが体調を崩さず過ごせているでしょうか。そんな時期ですが、大学一年生にとってはやっとサークルに慣れてくる時期…
read more 柴田尋生【BMOM56】千葉駿哉(2年=横浜Fマリノス)1G1AでJユースの違い魅せつける!
明治大学Groovy kids(以下:グルービー)は5月28日新関東カップ2017 4回戦 ジャイアントキリングを起こしている首都大学東京八雲FCと対戦し、2-0で勝利し1部の意地を魅せつけた。 …
read more BeYonD 編集部【BMOM76】小川潤之助(2年=杉並FC) 同好会カテゴリ屈指のハイレベルな闘いでチームを救った守護神!!
新関東リーグ1部第1節最も注目となったカードは間違いなくこの一戦だろう。 現在新関東FLカップとマガジン杯で2冠を収め悲願の三冠に挑む早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と昨年度マガジン杯を制…
read more BeYonD 編集部【高校別OB座談会vol.1】技巧派集団國學院久我山。文武両道の高校ならではの異様な光景!?
高校別座談会第1弾は言わずと知れた東京都の技巧派集団國學院久我山!左から明治グルービーキッズ 小田島圭吾(2年)、早稲田大学稲穂キッカーズ 長瀬良太(2年)、青山学院大学理工サッカー部 高橋涼…
read more BeYonD 編集部”マネージャー代表”の視点から見るサッカーサークル
こんにちは!BeYonD編集部です。 サッカーサークルはプレーヤーとマネージャーで構成されていますが、マネージャーのあり方はサークルによって多種多様です。今回は、2つのサークルのマネージャー代表…
read more 関谷 朱音


