【新関東カップ2017】大会総括(MVP、得点王)

BeYonD 編集部

4月29日に始まり、2カ月に及んだ新関東カップ2017は早稲田大学稲穂キッカーズの大会3連覇という形で幕を閉じた。
今回はその大会を簡単に振り返り、大会MVPと得点王の選手を紹介していく。

 

優勝

img_1657

早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)

昨年見事に新関東カップ2連覇を達成した稲穂は昨年の先発が5人残り地盤が固まっていることもあり、3連覇が期待されていた。
初戦の日本大学法学部サッカー部戦では新戦力77番中島(1年=早大本庄)とエース10番長瀬(3年=國學院久我山)が前線で上手くフィットし、抜群の突破力を誇る攻撃陣が躍動。危なげなく初戦を突破した。

ところがベスト8で対決した早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ)との一戦では思わぬ苦戦を強いられることとなった。
グスタの細かいパスワークに翻弄され決定機を何度も作られてしまい、万事休すかに思われたが、ラスト10分稲穂の走力が上回る。
スーパールーキー中島の活躍もありなんとか鬼門を突破した。

一つ山場を乗り越えた稲穂は準決勝の立教大学サッカー愛好会、決勝の明治Groovy kids戦では自慢の運動量で相手を圧倒。
守備では両サイドバックの7番坂梨(3年=早実)と6番米澤(3年=早実)の早実出身コンビが相手のエースを完封し、グスタ戦以来無失点を継続。
攻撃では長瀬が大事な場面で得点を量産。4試合5得点の活躍でエースとしての役割を全うする。

名門稲穂の勝負強さが光り新関東カップ3連覇を成し遂げた。今回主力として臨んだ末永(3年=都立駒場)を中心とした3年生は入学以来新関東カップ負けなしという快挙を成し遂げた。

 

 

準優勝

img_1658

明治大学Groovy kids(以下:グルービー)

練習頻度は他の強豪サークルよりも少なく、その持ち前のポテンシャルで大会をぬるっと勝ち上がるグルービー。
今大会も個人技の高さを見せつけ決勝まで登りつめた。

ジャイアントキリングを巻き起こし勢いに乗る首都大学東京八雲FCとの初戦では、いくつか決定機的な場面を作られるも34番千葉(2年=マリノスY)と23番小田島(3年=國學院久我山)の個人技で勝利を収める。

続く青山学院大学理工サッカー部戦では圧倒的に主導権を握られながらも4番安藤(1年=水戸商)を中心とした粘り強い守備で得点を割らせず。キーパー森本(2年=広島国泰寺)のビッグセーブやグルービー特有のガヤの効果もあり、奇跡的にもPK戦を制した。

勝てば決勝進出となる準決勝の早稲田大学HUMAN FCとの一戦は、先制されるも重戦車小田島のワンマンプレーで逆転に成功し決勝進出を果たした。
注目の決勝戦では稲穂の徹底的に走り勝つサッカーからチャンスを作ることができず準優勝に終わったが、そのポテンシャルの高さとガヤによる相手選手のメンタルを揺さぶる攻撃はさすがであった。

 

MVP

img_1656

早稲田大学稲穂キッカーズ10番 長瀬良太(3年=國學院久我山)

今大会4試合5得点の活躍でチームを新関東カップ3連覇に導いたエースが文句なしのMVPへ選出。昨年から大事な場面でゴールに絡むことのできる選手であったが今年度はエースとして絶対的な存在へ成長。持ち前のゴール前での勝負強さに磨きをかけ、中盤での守備にも貢献。7番坂梨とのコンビで左サイドを制圧し、名実共に稲穂の10番であることを証明した。

「自分も肩脱臼するなど、怪我人が続出するハプニングもあったが、試合に出る選手、ベンチ、応援、OBOG全員で総力戦で掴んだ優勝だと思います。まだ自分達の納得のいくサッカーが出来てないんで、そこ突き詰めて三冠日本一をとりにいきます!」

 

得点王

img_0454

東洋大学FC.Liberte 11番 西岡祥樹(3年=東久留米総合

新関東FL初参戦の東洋大学FC.Liberte(以下:リベルタ)の長身ストライカーが2試合連続のハットトリックを記録し大会得点王に輝いた。恵まれた体格を活かしたポストプレーでタメを作り、自ら巧みなターンから得点を量産した。技巧派集団リベルタのフィニッシャーは新関東リーグ3部でも得点を量産し、2部昇格に貢献することができるのか非常に楽しみだ。

「新関東カップ初参戦で得点王を獲れて嬉しく思います。チームの協力があったからこそとれたので自分もチームのためになにか還元できたらなと思います。これから色々な大会がありますが、そこでも得点を取っていきたいと思います。特に市立船橋出身の深尾昂平とツートップを組むので、彼と息を合わせることを意識して新関東一部にチームを点を量産し、チームに勝ちをもたらすのが僕らの目標でもあります」

早稲田大学 稲穂キッカーズのチームページ 明治大学 Groovy kidsのチームページ 東洋大学 FC.Liberteのチームページ

Written by

BeYonD 編集部

beyond

BeYonD編集部です。

Keywords

Recommend

コラム 2018.07.21

【新関東カップ2018】新人賞

絶対王者、早稲田稲穂キッカーズ(以下、早稲田稲穂)の4連覇を阻止した中央大学フースバルクラブ(以下、中央フースバル)の初優勝で幕を閉じた新関東カップ2018。 4月に大学生になったばかりで加入して間…

read more 遠藤瞭介
コラム 2017.10.18

【BMOM76】小川潤之助(2年=杉並FC) 同好会カテゴリ屈指のハイレベルな闘いでチームを救った守護神!!

新関東リーグ1部第1節最も注目となったカードは間違いなくこの一戦だろう。 現在新関東FLカップとマガジン杯で2冠を収め悲願の三冠に挑む早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と昨年度マガジン杯を制…

read more BeYonD 編集部
コラム 2025.06.26

社会人からみたサッカーサークルの価値~プレ編~

はじめに こんにちは!BeYonD編集部です。 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。6月といえど尋常ではない暑さですね。 今回は社会人からみたサッカーサークルということで、社会人の方々にインタビュ…

read more 村瀬裕介
コラム 2018.09.16

【BMOM104】内海 健太郎(3年=春日部共栄)優勝への立役者は闘志あふれる高い壁!!

全国から65チームが集まりしのぎを削るサークルの全国大会、マガジン杯が9月7日に開催された。 優勝候補としては新関東カップを優勝した中央大学フースバル、昨年の王者である早稲田大学稲穂キッカーズが有力…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.05.17

【美女マネvol.28】水色のユニフォームが似合う!MGC準グランプリの実力派マネが登場!!

みなさんこんにちは!     桜の季節も終わり、暑い日が続いてますね!街ももう新緑に包まれています!     新歓期も終盤に…

read more 高橋佑輔
コラム 2018.10.16

【BMOM105】安東尚宏(3年=國學院久我山)創立初の稲穂狩り!帰ってきたスーパーエースが歴史的勝利の立役者!

新関東リーグ2018の1部第1節、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:稲穂)と早稲田大学FC.GUSTA(以下:グスタ)の試合が鹿島ハイツで行われた。 新関東リーグ3連覇を果たすため、初戦は絶対に落…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.08.05

【美女マネvol.21】第21弾はプリティ八重歯でY字バランスを繰り出す美女!!

  お久しぶりです!   久しぶりすぎて気まずいですね!!   成人式などで久しぶりに会う友達も、最初何を話せばいいかわからなくて写真撮りが…

read more BeYonD 編集部
コラム 2024.04.16

【新歓記事 vol.8】新入生必見‼️早稲田大学のサッカーサークル紹介!!

こんにちはーBeYonD編集部です!新歓記事も8回目!【早稲田大学】の紹介です🔥 圧倒的なチーム数を誇る早稲田大学ですが、今回はその中から早稲田大学稲穂キッカーズ(以後:稲穂)早稲田大学HUMAN …

read more 五石有以子
コラム 2016.11.16

【BMOM11】 妹尾 空(3年)が守備の要として勝利に貢献

超高層ヘディングマシーン 妹尾   明治大学グル―ビーキッズは第6節に、青山学院大学理工サッカー部と対戦した。結果は1-0で明治グル―ビーが勝利した。グル―ビーは後半開始早々に奪った…

read more BeYonD 編集部
コラム 2023.05.23

【新関東カップ注目選手記事vol.2】サッカーサークル界に名を知らしめるのは誰だ!?

みなさん、お疲れ様です!!新歓期が終わりだんだんと新関東カップに向けて動き出している時期で はないでしょうか? そこで今回は新関東カップで活躍するであろう注目選手を3名紹介していきます!今回紹介する…

read more 山崎夏果

-PICKUP CIRCLE-