【GK特集】知ってるようで知らないGKの気持ち

BeYonD 編集部

どうも、コムドットにはまり

「内定もらえない可能性これ一切なーい」と調子に乗っていましたが

「内定が一切ない」になりそうな森です。

今回は今まであまり触れられてこなかったポジションにフォーカスを当てていきます。

 

一度のプレーで勝敗が決まるポジション

GK

失点シーンに直接絡むことが多い為、とにかく叩かれがちなポジションですが、「最後の砦」として立ちはだかるという緊張感に触れる機会は多くの人が未体験なはず。

 

今回はそんなチームの「最後の砦」GK(ゴールキーパー)の苦労や魅力、てかなんでGK始めたの?というところを試合中はディフェンスを全くしない森が聞いていきたいと思います。

 

1人目 法政大学工体連サッカー部 3年

松浦 陽生   甲府西高校出身

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↑この髪型の人だいたいラップ好き


森「久しぶり」

松浦「久しぶり」

「じゃあさっそく、GKを始めた時期、きっかけを教えて!」
松浦「きっかけは小4のとき川崎フロンターレの下部組織と練習試合したときに、キーパーやってたやつが怪我して、代わりに出ることになったこと。その時に大活躍して、監督にキーパーやらないかって言われてキーパー人生が始まったかな。」

森「意外に始めたの遅いんだね笑」

松浦「サッカー自体は5歳の時に始めたけど、キーパーは小4からだね笑」

 

「GKの1番の魅力ってなんだと思う?」
松浦「常に全体が見えることかな。味方を動かしてシュートを打たせないようにすることが1番面白いと思う。同じCBとかとずっと組んでたりすると、何も言わなくても考えてることとか、次の動きがわかったりするのも面白いなって思う。」

森「青春だね。うらやまし」

松浦「失笑」

 

「GK以外にやりたいポジションある?」
松浦「FW!キーパーは点取ることがほぼ難しいから、大事な試合で点を獲るFWはほんとにかっこいいと思うし、やってみたいなと思う。」

森「確かに、プレーヤですらあれには憧れるね笑」

 

「こだわりのキーパーグローブとその理由があれば教えて!」
松浦「uhlsportかな。キーパー専門のブランドだし、派手なデザインと、色んな種類があるのが好き。でも大学入ってからはお金なさすぎて、先輩が昔使ってた、穴あきすぎてほぼ素手みたいなキーグロでやってた笑」

森「初めて聞いたブランドかも…俺が無知なのかな」

松浦「GKなら誰でも知ってると思うけど、知名度低いのかな笑」

「最後にGK苦労あるあるお願いします」
松浦「自分のミスがそのまま試合の結果に直結してしまうプレッシャーかな。
勝った試合はあんまりフォーカスされないし、負けた試合は俺のせいみたいな気持ちになるから、それが苦労かも。でも1番後ろを任されてるっていう誇りを感じる部分でもあるからやりがいもある!」

森「今日はありがとうございます!」

松浦「GK特集してもらえることなんて、なかなか無いからありがたい機会だった!ありがとうございましたー!」

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↑高校時代の松浦選手

 

2人目 早稲田大学FC.GUSTA 2年

西山翔吾  国学院久我山高校出身

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↑溢れ出る陽キャ感


「GKを始めた時期、きっかけを教えてください」

西山「キーパーは小学6年生の時に始めた。チームの監督に率直に言ってお前の実力じゃフィールドの選手として試合に出るのは無理と断言されて、チームで唯一空いていたキーパーの座をしれっとかっさらって全国大会出場。」

森「しれっと自慢…笑」

 

「GKの1番の魅力ってなんですか」
西山「GKの魅力はビルドアップ。取られたら即失点という立場で相手のFWをおちょくることが最高に気持ちいい。」

 

「GK以外にやりたいポジションあります?」
西山「GK以外にやりたいポジションはFW。GKとは真逆のポジションだし、GKの考えてる事なんて嫌と言うほど分かるから大量得点間違いなし。」

 

「こだわりのキーパーグローブとその理由があれば教えてください」
西山「特に愛用しているブランドとかは無いけど、大体いつも買うキーグロは2番目に安いやつ。ゴツ過ぎず程よいチープ感が自分に合っている。」

 

「最後にGK苦労あるあるお願いします」
西山「GK苦労あるあるは、まず小さい奴は論外って見下される事、PKで負けた時のガッカリ感を集中的に味わう事、ゴールキックが飛ばな過ぎて毎回ピンチになる事、とかかな。」

 

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↑普通にこの髪型になった経緯の方が聞きたい

 

3人目 明治大学生田サッカー部 1年

山田 大晴  国士館高校出身

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↑新宝島のPVでこんなポーズ見た事ある


森「大晴君、はじめよっか」

山田「よろしくお願いします。」

「じゃ、GKを始めた時期、きっかけを教えて!」
山田「小学生の頃に所属していたチームにGKが足りず、全員で交代でやっていた時にGKの魅力を感じ、始めたのがきっかけです!」

 

「GKの1番の魅力ってなに?」

山田「相手のシュートを止めた時に得られる快感が1番の魅力だと思います。相手の歓声が上がりそうな時にそれが沈む瞬間が好きです笑」

森「意外にSなんだね笑」

山田「いや、Mです笑」

 

「GK以外にやりたいポジションある?」
山田「止めるだけでなく点を取るのも好きなのでFWです。」

森「その童顔で高身長FWは怖い。」

山田「やめてください笑」

 

「こだわりのキーパーグローブとその理由があれば教えて!」
山田「個人的に好きなのはNIKEとuhlsportのキーグロです。手に馴染みやすく、グリップ力があるので使いやすいからです。」

森「また出てきたuhlsport。GK界では有名?」

山田「GKなら知ってると思います!GK専用のブランドなんで」

 

「最後にGK苦労あるあるちょうだい」
山田「失点=GKの責任のようになってしまうことや、フィールドのプレイヤーと一緒に走らされることは高校生のGKならではの悩みだと思います笑」

森「確かに、GKの人も走らされてたわ笑 」「けど、フィールド並みに速い人もいるよね笑」

山田「普段あんま走らないんでめっちゃキツイっす笑」

森「今日はありがと!なんか一言ある?」

山田「自チームもなんですけど、GK不足のチームは多いと思うので、高校で辞めず大学に入ってもGKを続けてほしいです!本日はありがとうございました」

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↑全国大会でも輝いていた過去の栄光

 

インタビューの感想

3人とも「GKじゃなかったらFWになりたかった」のが印象的でした。

でも、サッカーの 入り口は「点を決めるところに魅力を感じる」だと個人的には思ってます。

そんな中でGKの魅力にはまり、チームを影で支えている彼らには敬意しかありません。

今回のインタビューでGKは他のポジションでは味わえない喜びや苦労をしているんだなと、感謝の気持ちが増した3日間でした。

一方で相手FWの悔しがる姿を見ることに魅力を感じてる部分など狂気的な一面を少し感じました。

これまでGKに対して強く当たってしまっていた方、私が代表して謝罪します。

誠に申し訳ございません。

以上。

 

就活してきます。。。

 

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