【新関東リーグ2022・2部B・第7節】ついに迎えた最終節。笑顔で締めくくるのはMAPLEか、工体連か。
野口日向RESULTS
新関東リーグ2022・2部B・第7節
MAPLE
工体連サッカー部
11/27(日)、矢田部サッカー場にて新関東リーグ第7節が行われた。気が付けば新関東リーグも最終節。
対戦カードは中央大学MAPLE(以下:中央MAPLE)と法政大学工体連サッカー部(以下:法政工体連)。
この試合が3年生にとっての引退試合となる両チームは引退に勝利で花を添えたい。
今季この2チームは理工系リーグ、カップやアットホームカップなどで幾度となく接戦を繰り広げている。
そんな両チームのスタメンは以下。
(中大MAPLEスタメン)
(法政工体連スタメン)
前半
中央MAPLEのキックオフで試合開始。
ボールをつなぎビルドアップから攻撃を組み立てる法政工体連。対して、中央MAPLEは運動量を上げつつ前からのプレスとセカンドボールの回収で自分たちの時間を作っていく。
前半6分、さっそく試合が動く。中央MAPLEの右サイドからの攻撃に対する法政工体連のクリアボールをダイレクトで裏にボールを送ると、抜け出した中央MAPLE13番岡田佳也佳(1年=熊谷)がゴール前へクロスを送る。このクロスに飛び込みボールに合わせたのはMAPLE7番渡邉真之介(3年=桜が丘)。これが決まり、中央MAPLEが先制点を挙げる。応援に駆け付けたたくさんのマネージャーたちと共に喜びを爆発させる。
先制点を機に中央MAPLEが主導権をにぎるかと思われたが、法政工体連はペースを乱さずに工体連らしさを見せる。
3-5-2のフォーメーションの法政工体連はウイングバックをうまく使い、幅を持ってボールを回しながら中央MAPLE陣地へとじわじわと攻め入っていく。中央MAPLEもボールを奪取すると素早いカウンターでシュートまでもっていくシーンも見られたが、お互い決めきれない展開が続く。
試合が動いたのは前半25分。ペナルティアーク付近でCBからの楔のパスを受けた法政工体連58番小林俊介(2年=拓殖一)が個人技でボールを左サイドへ持ち出し、カットインからのシュートを放つ。これがゴール右隅へと吸い込まれ、法政工体連は同点に追いつく。こちらも応援に駆け付けたマネージャーやベンチメンバーとともに喜びを爆発させた。
勝ち越しゴールを挙げるのはどちらか。前半さらに試合が動く。
終了間際の前半35分、中央MAPLE陣地の右サイドでボールを保持していた法政工体連はアーリークロスを上げる。
このクロスのこぼれ球を拾った法政工体連22番藤好康介(3年=法政二)がゴール右上へとシュートを突き刺し、前半のうちに逆転に成功する。
このゴールの直後、前半が終了。
法政工体連ボールで後半がスタート。
追加点で勝利に近づきたい法政工体連は得意のポゼッションをさらに見せつける。勝利へ向けまず1点が欲しい中央MAPLEだが、なかなかボールを奪いきれず苦しい展開が続く。
応援の声が響く両チームベンチ。歓声にこたえたいピッチのプレーヤー。
法政工体連がこの歓声にこたえる。
後半10分、法政工体連のコーナーキックのチャンス。法政工体連64番二上利弘(2年=駒場)がニアで頭で後ろにそらすとこぼれたボールを51番青木銀志朗(3年=朋友学園)が冷静に流し込みゴールイン。法政工体連がリードを広げる。
さらに後半20分、法政工体連15番菅原都月(3年=法政二)が右サイドからドリブルで中央に切り込むと、中央MAPLE最終ラインの裏へとボールを送る。抜け出したのは13番相沢敬心(3年=真岡)。キーパーとの一対一を冷静に制し、追加点を決める。スコアは4-1。中央MAPLEを突き放す。
まずは1点を返したい中央MAPLEは後半24分、コーナーキックからゴール前で混戦になったところを41番田村航希(3年=桐光学院)が押し込み1点を返す。
勢いに乗り同点に追いつきたい中央MAPLEだが、疲れもあるのか法政工体連のポゼッションを前に自分たちのペースに持っていくことができない。
後半32分、フリーキックを獲得した工体連のチャンス。22番藤好のキックに15番菅原が頭で折り返すと、78番粂谷広海(2年=戸塚)が押し込み追加点。試合を決定づける1点を決める。
中央MAPLEも最後まで走り続けるが、ここで試合は終了。
終わってみれば法政工体連が5得点の大勝となった。
新関東リーグはこれで終了。法政工体連は4勝3敗の4位。中央MAPLEは1勝2分4敗の6位という結果に終わった。
以上の結果から両チーム来年も2部の舞台で戦うことが決まった。新チームになる今後の動向に注目だ。
Written by
野口日向
noguchihinata
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