【BMOM95】早稲田稲穂GK落合裕太(3年=日大藤沢)頼れるGKはカバーリングスキルも卓抜!

高橋佑輔

[05.20  新関東カップ 2018 3回戦  早稲田稲穂 0(6)-(5)0 早稲田ヒューマン 鹿島ハイツ第4グラウンド]

72829fff-d100-4b7d-8a83-5a3f89b0027a

スコアレスドロー、枠内シュート無し。
このような試合展開でGKがクローズアップされることはそう無いだろう。
しかし、ロングーボールが飛び交い激しい球際の争いが繰り広げられたこの試合で、早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)のGK落合裕太(3年=日大藤沢高)は存在感を放っていた。

昨年度の鉄壁DFラインからメンバーが総入れ替え。
不安の残る中、落合は的確な判断のもと果敢な飛び出しを行い、最終ラインのスペースをよくカバーリングして見せた。
「DFラインを高く設定しているので、スイーパーとして裏のボールは任せろという気持ちでした。
あとせっかく足速いので活かしたいというところですね笑」
と本人も語るように、自称:俊足を活かし相手ロングボールを的確に処理。

早稲田稲穂は、この試合で目立った大ピンチといったシーンがなかったのも、落合の危機察知能力により、未然に阻止できていたおかげかもしれない。

試合を臨むにあたり落合は
「フェスタで優勝してすぐの試合だったのでいかに地に足をつけて戦えるかが重要だと思っていました。
ヒューマンさんも応援の声量はすごいので応援勝負になるなとも思ってました」
と話した。その発言の通り、試合では圧巻の応援合戦が繰り広げられた。
応援歌を歌うことが得意な落合も本日はプレーで示してみせた。

試合結果はPK戦で早稲田稲穂の勝利。
「後半の途中からPKは意識していたので、笛が鳴った時に全部止めてやるぞ。と言う気持ちで臨みました、、、1本も止められませんでした笑」
と、勝ちをものにしたもののPK戦での結果に本人も悔しさを滲ませた。

519f1d0c-1b56-4e6a-a193-cfa0f828821f

新関東カップ4連覇のかかった早稲田稲穂は無事初戦を突破して見せた。
「特に4連覇に対してのプレッシャーはないです。今年の目標である二年連続三冠日本一の通過点として一つ一つの試合を大切にしていきたい」
と、王者ながらも謙虚な姿勢を忘れず、準々決勝で日本大学スポーツ科学部サッカー部と対戦する。

a456e8b1-b79e-4595-b839-08565a3fa2f7

そして最後に
「中村航輔が怪我をしてしまったので日本代表の追加招集に選出されるように頑張ります!」
と意気込む落合に盛大なエールを送りたい。

Written by

高橋佑輔

takahashi

早稲田大学 FC.GUSTA

Keywords

Recommend

コラム 2021.08.24

【各サークルの面白い人たち特集】vol.2 中央大学体同連フースバルクラブ:渡部雄飛

こんにちは!BeYonD編集部です!   各サークルの面白い人たち特集vol.2中央大学体同連フースバルクラブの渡部雄飛さんにインタビューさせていただきました!  …

read more 早坂
コラム 2017.08.12

【BMOM 68】桐ヶ谷拓実(3年=久喜北陽) 安定したセービングで2連覇を達成!!

8月11日、アットホームカップ文教大学学内戦決勝が文教大学第三グラウンドにて行われた。 2年連続アットホームカップ本大会出場権獲得を目指す文教大学Flip F.C.(以下:Flip)は、文教大学…

read more BeYonD 編集部
コラム 2021.03.28

【新歓記事2021】vol.4 慶應義塾大学サッカーサークル その2

    新歓記事vol.4では、vol.3に引き続き慶應義塾大学の3チームを紹介します! FC e.l.f ・チーム名 FC e.l.f. ・自…

read more BeYonD 編集部
コラム 2017.03.24

【美女マネvol.18】こんなマネに新歓されたら新1プレもイチコロ!?イケイケビューティーなマネ!

こんにちは! 美女マネです!   気づけばもう3月後半。春休みが過ぎるのは本当に早いものですよね。   4年生は卒業。4月に入れば新たな1年生が入学し…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.11.27

【新関東1部リーグ総集編】

【優勝】 早稲田大学稲穂キッカーズ   【得点王】 8得点 10番 MF 今井 淳貴 (3年=都立駒場) 早稲田大学稲穂キッカーズ 【新人賞】 76番 …

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.11.06

【BMOM112】谷口諒(3年=桃山学院) 立愛の勝利に導く決勝点をアシスト!

10月20日、鹿島ハイツにて新関東リーグ・1部第3節、立教サッカー愛好会(以下:立愛)と慶應義塾大学キッカーズフットボールクラブ(以下:慶應キッカーズ)との試合が行われた。 お互いに丁寧にボールをつ…

read more BeYonD 編集部
コラム 2018.10.19

【BMOM107】小田島圭吾(4年=國學院久我山)開幕戦での貴重な同点ゴール! 今年もこの男が新関東を盛り上げる!!

明治大学Groovykidsは昨年、チーム史上初の2部降格。 この試合、悲願の1年での1部昇格のために、どうしても勝ち点3が欲しいところだ。 しかし、序盤から早稲田大学HUMAN.FCに主…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.16

【同好会基礎情報Vol.4】早慶MARCHの頂点!圧倒的試合数をこなすUNION LEAGUEってなに?

【同好会基礎情報Vol. 4】 早慶MARCHが覇権を争う?!圧倒的な試合数をこなすUNION LEAGUEとは?   大学サッカー同好会カテゴリーの様々な大会・イベントな…

read more BeYonD 編集部
コラム 2016.12.16

[スパイク特集vol.3] HGのスパイクを履いているのに足の裏にマメができる!?そんな疑問を解決します!

今年は、夏が終わったと思ったら秋をすっ飛ばして冬になってしまいましたね。 ですが、スパイクコラムは大事なことを飛ばすことなくやっていきたいと思います!     …

read more BeYonD 編集部
コラム 2022.11.28

【新関東リーグ2022・1部・6節マッチハイライト】1・2位直接対決や、負ければ降格が決まる試合など重要な試合がひしめく第6節。優勝、残留へ前進したのはどのチームか!?

早稲田大学HUMAN F.C.vs早稲田大学稲穂キッカーズ 前半開始直後は早稲田稲穂ペースで2度の決定機を迎えるがゴールには繋がらない。前半7分アーク右隣からの直接FK。ヒューマン28番小山尚紀(2…

read more 片岡優汰郎

-PICKUP CIRCLE-