MVとは? 〜伝えたいメッセージ〜
中込 こころこんにちは、BeYonD編集部です🌻
この夏、大きな大会に参加したり、イベントを行うチームも多いのではないでしょうか🌈
そこで今回は、サッカーサークルや同好会に所属している人には馴染みの深い、モチベーションビデオ(通称MV)について、記事にしました!
1.MVとは??
MVは、”モチベーションビデオ”の略称であり、試合の際にチームの士気を上げるためや、合宿などの思い出を形に残すために、作成される動画です。日々の練習や試合・イベントの写真や動画を曲にのせて動画を作成するチームが多く、チームや作成する人によって様々なカラーが生まれるのが魅力です。
動画を編集する役割についてもチームによって様々。筆者が所属しているサークル(早稲田大学HUMAN F.C.)では、”サイバー”という動画編集を担当する役職があり、3年生が数人この役職につき交代で動画を作成していました。他にも、プレーヤー/マネージャーのみが交代で動画を作成するチームもあるそうです。
2.素材集めについて
多くのチームが一眼のカメラやスマートフォンを使用して撮影を行います。ゴールシーンはもちろん、円陣やアップ、応援している様子や仲間とふざけている様子なども撮影しておくと、よりチームの良さが出るMVになると思います。
筆者が素材を集める上で一番大切にしていたことは、“自分が残したいと思う瞬間を撮影する”でした。また、曲の歌詞に合わせて撮りたい演出を決めて、プレーヤーにお願いしたりすることもありました。
3.作成方法
これから紹介する方法はあくまで筆者の作成方法です(笑)作成する人によって工程は様々なので、「こういう流れで動画を作成する人もいるんだ」くらいの気持ちで読んで頂けると幸いです!
①曲を決める
MVで使用する曲は、MVのイメージを作る重要な役割を果たし、選曲はMVを作成するスタートとも言えます。試合は「負けられない相手との戦い」や「リーグの順位に関わる戦い」など、毎試合何しらの”戦う目的”が存在します。その目的に合わせて、”疾走感のあるメロディー”や”メッセージ性の強い歌詞”などを持つ曲を選んでいました。
②MVに込めるメッセージを決める
この工程はおそらく筆者特有のものです(笑)筆者は1年生の頃に一度MVを作成した経験があるのですが、3年生でサイバーという役職に就くにあたってそのMVもう一度見返した際に、ただ撮影した写真や動画をまとめるているだけで、MVを通して何が伝えたいのかがわからないと感じました。そこで、MVを作るにあたって、その試合に対するチームへのメッセージを設定してから構成を考えるという手順に変更しました。詳しくは目次「4.MVに込めた思い」で説明します!
③ノートに構成を書き出す
筆者は“MVノート”というものを作っており、曲の歌詞・テロップ・使用する素材を横一列に書き込んでいました。この工程を踏むことで、必要最低限の素材をパソコンに移すことができ、編集が楽になります。
④編集アプリを使用して編集を行う
筆者の所属していたサークル(早稲田大学HUMAN F.C.)では、「Final Cut Pro」というアプリを使用して編集を行なっています。曲の歌詞やリズムに合わせ、納得がいくまで写真や動画の入れ替えを行います。
⑤動画の投稿
動画の編集が完了したら、その動画を一番象徴する写真をサムネイルに設定し、②で決めたメッセージを概要欄に書きます。試合当日の朝、MVを投稿してリンクを共有します。試合に向かう車や電車でMVを見てもらうことで、モチベーションを上げてもらいます!
4.MVに込めた思い
最後に、筆者がMVを作成する上で一番大切にしていた、”MVを通して伝えたいこと”について説明します。目次「3.作成方法」でも少し触れましたが、試合には必ず”戦う目的”が存在します。この”戦う目的”に対して、チーム全体が想いを一つにすることができるメッセージを考え、MV作成を行なっていました。
ここで筆者が過去に作成したMVのメッセージについて少し紹介します。
例えば、昨年9月に行われたメモリアルカップは、当時3年生の28期に代替わりをしてから初めて、プレーヤー全員が出場できる大会でした。コロナウイルスの影響により、出場メンバーの人数制限がかけられる試合が多かったためです。この試合のMVには、HUMAN全体で戦うことでより大きな力を発揮できるよう、”human 総力戦”というメッセージを込めました。
また、昨年11月に行われた新関東リーグ最終節は、28期にとって引退試合でしたが、試合に勝利してもリーグ優勝はなく、負けてもリーグ降格はないという、”勝つ目的”が見出しづらい試合でした。そこで、最後の練習でメンバーに最終節に対する想いを聞くなどして、”最後の日、何のために勝つのか”というメッセージを設定し、MVの中で一番盛り上がる大サビの部分でメンバーの想いと筆者の想いをテロップで並べました。さらにもう一つ、3年間大切な仲間と過ごした日常を振り返り、”日常という奇跡に感謝を”というメッセージを込めました。
このように、”1本の動画に伝えたいメッセージを込める”ことで、チームのモチベーションを上げ、想いを一つにして試合に挑むことを目標としてMVを作成していました。
筆者はサークル生活の中で、MVというものが、自分のサークル愛を一番表現できる場所であると感じていました。記事の前半でも触れましたが、MVは、チームや作成する人によって全く異なるカラーが出ると共に、作成する人の想いも反映されるところが魅力です。これからも、様々なチームにとって、MVがサッカーサークル/同好会を楽しむ一つの要素となることを願います!
長くなりましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。
この記事を読んで、少しでもMVが気になった方、お時間あるときに見て下さるとこの記事がより一層楽しめると思います☺️(↓↓↓)
https://www.youtube.com/channel/UCc1BX84qsz-FXmoJixgxeSA
Written by
中込 こころ
cocoro
Keywords
Recommend
【スパイク特集vol.1】 ~スパイクの名前にあるHGやFGって何の略?~
みなさん自分のスパイクに愛着やこだわりはありますか? デザインやメーカー、革の種類やポイントの形状、フィット感や値段など… 一足のスパイクを買うだけでも、たくさんの要素を踏まえた上で選んでいると思…
read more BeYonD 編集部【FOOMA2022】最先端の包装機械をオンラインで!!
私たちBeYonDプロジェクトのスポンサーをして頂いている株式会社フジキカイ様からのお知らせになります!!包装業界のリーディングカンパニーであるフジキカイ様ですが、そもそも包装業界って学生にはあまり馴…
read more BeYonD 編集部【新人戦2年生大会】~まだまだいるぞ、今後の注目選手たち~
2月5~6日に行われた新人戦2年生大会において、惜しくも上位進出は叶わなかったチームにもまだまだ素晴らしいパフォーマンスを発揮し活躍した選手たちが数多くいます!今回は、そんな上位進出は叶わなかったもの…
read more BeYonD 編集部【フットサル新歓記事vol.2】明治大学・中央大学編(体同連フットサル部GOONY、中央大学 FC Brooklyn)
明治大学体同連フットサル部GOONY ・自分達のサークルを一文で表すなら フットサルを通じて、大学生活を充実させる場所。 ・大学、チーム名 明治大学、体同連フットサル部GOONY ・…
read more BeYonD 編集部【就活記事】就活生必見!!24卒の先輩たちに聞く就活事情!!!
誰にどんな質問?? 新関東リーグで各チーム熱戦を繰り広げている真最中だと思いますが、3年生は『就職活動』とも本気で戦っている、もしくはこれから戦う人たちがほとんどだと思います。今回は新関東リーグ…
read more 中嶋 快【新歓記事vol.3】新入生必見‼️明治大学のサッカーサークルを比較してみました!!
明治大学の新入生必見!!サッカーサークルを比較してみました! こんにちは、BeYonD編集部です! 前回に引き続き、新歓記事第3弾! 今回は明治大学のサッカーサークル紹介です。 新…
read more 波田野渓人【新関東カップ2022】出場チーム紹介 vol.7
先週の5/28(土)に開幕した新関東カップ。 今年度から予選リーグが導入され、2週間に分けて決勝トーナメント出場チーム8チームを決定する。 今週は6/4,5に予選を行うチームを紹介!! …
read more BeYonD 編集部【新入生必見】大学生活スタートダッシュ!🏃バイト選びのリアル
こんにちは👶🏻🧡 BeYonD編集部です! 「バイトってどう選べばいいの?」「みんなどれくらい働いているの?」 そんな悩みを抱えている新入生に向けて、今回はサッカーサークルに所属していた4人の先輩…
read more 山木陽菜【新入生必見!同好会チームガイドvol.13】日本大学編その2
今回は、100万人の仲間がいる日本大学の続編です! 先日紹介した3チームに続き、今回は4チーム! それでは早速、紹介して行きましょう!! 日本大学 法学部サッカー部 …
read more BeYonD 編集部【スパイク特集vol.4】アディダスジャパンフットボール商品開発・企画担当者の山口さんにインタビュー!
ご無沙汰しております、スパイクコラムを担当いる古平です。スパイクコラムは同好会カテゴリの選手向けにスパイクの選び方などを伝授するためのものでしたが、正直なところ自分の趣味感覚で記事を作成していました。…
read more BeYonD 編集部