遂に開幕!新関東リーグPREVIEW SHOW 【前編】
東 孝太郎10月16日、いよいよサークル界最高峰リーグとも呼び声高い新関東リーグが開幕する。昨シーズンはコロナウイルスの影響で降格がなかったため、今年は昨シーズンの8チームに昇格2チームを加えた全10チームで真の関東No.1を目指し競い合う。
また例年と違い、降格するのは4チームと降格争いも激しくなることが予想され、例年よりも更に熱いリーグとなるだろう。
そこで今回開幕に先立って、今年の新関東リーグ1部に所属する全10チームを前編・後編に分けて紹介していく。
目次
・早稲田大学FC.GUSTA (以下:早稲田グスタ)
・昨シーズン 1位
現在この大会2連覇中の絶対王者は今年も優勝候補筆頭であり、早稲田グスタの伝統であるパスサッカーは今年も健在。昨年優勝したメンバーの半数以上が下級生と、今年のチームも昨年に劣らないチームとなっており、個の力もさることながら組織力も非常に高い。
しかし、今年は結果を残すことができておらず、コロナの影響で3ヶ月間の活動休止も余儀なくされた為、早稲田グスタがこの大会に懸ける思いはどのチームよりも強い。3連覇を成し遂げるために、今大会も持ち前の技術力で相手チームを圧倒する。
早稲田グスタの注目選手は、荻本遥平(2年=國學院久我山)。昨年、1年生ながら新関東リーグに全試合出場し、早稲田グスタの攻撃を牽引するなど、早稲田グスタを悲願の2連覇に導いた立役者である。
彼の武器は三苫薫を彷彿とさせるドリブル。彼がボールを持つと「何かやってくれる」という期待が高まり、彼の活躍が早稲田グスタの3連覇への鍵を握っていると言っても過言ではない。
・早稲田大学理工サッカー部 (以下:早稲田理工)
・昨シーズン 2位
今年は伝統の堅守速攻に加え、個人技を生かしたパスサッカーで初の新関東リーグ制覇を目指す。学内戦ではアットホームカップ関東大会出場権獲得、メモリアルカップベスト4、新関東カップ準優勝と結果を残しているものの、未だ関東No.1の称号は獲得していない。
組織的な堅守、ポテンシャル十分な選手層、そしてどのチームにも負けない個人技を兼ね備えている今年の早稲田理工は優勝候補の1つだ。
そんな早稲田理工の注目選手は三品晴人(3年=静岡学園)、草柳祐介(2年=静岡学園)、遠藤佑馬(1年=静岡学園)の静学3トップだ。当初は3人とも個性が強く、上手く機能していない印象だったが、今では3人の息のあった攻撃と、最終局面での各々の個人技での突破は脅威的で、3人を中心にした攻撃は簡単に止めることができないだろう。
特に草柳は、選手権優勝メンバーという経歴とそのポテンシャルの高さから昨年サークル界を驚かせた存在である。3人の活躍が早稲田理工の初優勝には欠かせない。
・中央大学fussball (以下:中央フース)
昨シーズン 3位
昨年の新関東リーグで優勝争いのち惜しくも優勝を逃した中央フースは3年ぶりの優勝へ向けて燃えている。新チームになってから無敗でプレミアカップ、MARCHカップ、学年別大会を優勝しており、今年最後の大会もタイトルに狙い定めている。
そんな中央フースの注目選手は小嶋 和典(3年=アビスパ福岡U-18)だ。彼の高度なパス技術は新関東トップクラスで、FWもそのパスを信じて抜け出し、華麗なゴールを狙う。毎年リーグ上位となるフースバルに今年も期待がかかる。
・慶應大学理工学部体育会サッカー部 (以下:慶應リコタイ)
昨シーズン 4位
今年も固い守備から全員が連動した攻撃で、完成度の高いチームを作りあげ、新関東カップベスト8の成績を残した。慶應リコタイもコロナの影響を受け、活動できない期間があったため、新関東リーグでは、結果を残したいところだ。
そんな慶應リコタイの注目選手は中島イシレリ(3年=国分寺)。慶応リコタイの代表でありながら、ドMな性格により守備に悦びを感じる。そんな彼の対人の強さとタンクトップからはみ出る胸筋はリーグ戦で話題になることは間違いない。
また、小関 稜也(3年=浅野学園)はサイドからのドリブル突破と献身的な守備が特徴で、10番としてチームを牽引する姿に期待したい。
・早稲田大学稲穂キッカーズ (以下:早稲田稲穂)
・昨シーズン 5位
強豪早稲田稲穂は、今年も堅実に優勝を狙える完成度の高いチームだ。
今シーズン新関東リーグに所属するチームでNo.1を決める新関東カップで優勝し、関東No.1の称号を獲得しただけでなく、学内戦では3試合12得点無失点と、圧倒的な力でアットホームカップ関東大会の出場権を獲得した。また今夏に行われたメモリアルカップでもベスト4と、今年も確実に結果を残している。
伝統的な堅守とロングボールを使った堅実なサッカーは今年も健在。それに加えて、今年は繋ぐサッカーでここまで勝ち抜いてきており、2パターンのオプションを持った今年の早稲田稲穂には隙が見当たらない。
今年のチームは1,2年生が主体のチームで、今年だけでなく来年以降にも注目だ。
そんな早稲田稲穂の注目選手は、松沢充輝(2年=東大和南高校)。足元の技術が高く、稲穂の攻撃の起点となり、攻撃を牽引している。得点能力に優れ、また攻撃だけでなく守備の貢献度も高い、まさに早稲田稲穂の中心だ。
今回は昨シーズン1位から5位までの5チームを紹介してきた。
今年は例年以上に実力が拮抗している為順位予想が非常に難しく、どの試合も熱い試合が繰り広げられるだろう。早稲田グスタが3連覇を成し遂げるのか、それともそれを阻むチームが現れるのか、注目だ。
コロナの影響で思うように活動ができなかった今シーズン。選手達には新関東リーグが開催されることに感謝し、万全な対策の元で無事にリーグを完遂して欲しいものだ。また3年生にとっては集大成となる大会となる為、悔いの残らない大会にして欲しい。
後編では昨シーズンの6位から8位までの3チームと2部から昇格した2チームを紹介していく。
Written by
東 孝太郎
higashi
Keywords
Recommend
【BMOM90】圧巻のゴールラッシュ。藤生凛太郎(2年=柏日体)がハットトリック達成。
2月23日に行われた上智大学の学内戦決勝はFUN-ta-SISTER (以下:上智ファンタ)AとFUN-ta-SISTER Bとの同サークル対決となった。結果は7-0とAチームが流石の強さを魅せ圧巻の…
read more BeYonD 編集部【マネの想いvol.4】”プレを支え、プレに支えられたマネージャー”
3年マネージャー特集 第三弾 明治大学KNIGHTS 鈴木志歩さん 「1人だったけど、みんなのおかげで1人じゃないと思えた」 −明治大学KNIGHTS(以下knights)に入った…
read more BeYonD 編集部【マネの想いvol.4】”稲穂は大学生活の全て”
第4弾となるマネの想いを語ってくれたのは、 早稲田大学稲穂キッカーズ 3年 船見優奈さん −稲穂キッカーズ(以下稲穂)に入ったきっかけを教えてください。 最初は新歓コン…
read more BeYonD 編集部【美女マネ特集vol.7】第7回は学力、サッカーともに同好会カテゴリーを牽引するあのチームのマネ!
おひさしぶりです!! 2週間ぶりの美女マネ特集でございます。 少し寒くなってきましたが、皆様風邪などひかず元気にお過ごしだったでしょうか? &…
read more BeYonD 編集部【スパイク特集vol.1】 ~スパイクの名前にあるHGやFGって何の略?~
みなさん自分のスパイクに愛着やこだわりはありますか? デザインやメーカー、革の種類やポイントの形状、フィット感や値段など… 一足のスパイクを買うだけでも、たくさんの要素を踏まえた上で選んでいると思…
read more BeYonD 編集部【新入生必見!同好会チームガイドvol.17】神奈川大学編
なんともいえない独特なマスコットキャラクター、JINくんとKANAちゃんでお馴染み、通称神大、神奈川大学のサッカーサークルのいくつかをご紹介します! お馴染んでないとの声が聞こえました。…
read more BeYonD 編集部「そもそも、お前ら誰だよ?」BeYonD運営メンバー紹介〜関東編〜
みなさんこんばんは。 普段見てくれている人も初めての人もこんばんは。 同好会カテゴリー待望のWEBメディア”BeYonD”の認知度も徐々に増してきて嬉しい限りです。 新企画などもどんどん…
read more BeYonD 編集部白金FC 〜快挙!全国大会出場の秘話に迫る〜
昨年度行われた at home cup で関東大会準優勝、全国大会ベスト4の史上初の快挙の成績を収めた白金FC(以下:白F)。 そこで今回は、白Fが誇るセンターバックの粂谷直輝(3年=市立橘高校…
read more 丸山拓海【BMOM131】田村和己(3年=FCトリプレッタ)工体連のファンタジスタが格上相手に躍動。
5月25日ZOZOパークで新関東カップ3回戦FC.GUSTA(以下:グスタ)と法政大学工体連サッカー部(以下:工体連)の試合が行われた。試合は華麗なパスワークから多彩な攻撃を仕掛けるグスタに対し、工体…
read more BeYonD 編集部【プレからの想い vol.2】”家族であり、クラスメートのような存在”
どうも、協力的な仕事ぶり、充実したサークル生活、BeYonDです! プレからマネへの想いを知るための企画“プレからの想い”第二弾です! さてさて、今回ご紹介するのは「プレマネ仲良すぎて嫉妬不可…
read more BeYonD 編集部