【BMOM100】梶原大和(2年=都立狛江)記念すべき100回目を飾ったのは、”強くて走れる”早稲田稲穂の長身フォワード!!
BeYonD 編集部2016年11月に行われたアットホームカップ関東大会決勝で初めて執筆されたBMOMも、今回で100回目を迎えた。記念すべきビヨンド初のBMOMは早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)の“いぶし銀”こと4番新井だった。
そして新関東カップ2018準決勝で100回目を迎えたBMOMに選出されたのは、またも早稲田稲穂からだった。
準々決勝で立教愛好会を3-0で下し、ノリに乗っている慶應義塾大学FC e.l.f.(以下:慶應e.l.f.)と対戦した早稲田稲穂。前半、99番麻生(2年=佼成学園)に決定機を作られるなど、ヒヤッとする場面があった。そんな中、この77番梶原大和(2年=都立狛江)が均衡を破る先制ゴールを決め、早稲田稲穂に勢いをもたらした。
先制点を挙げた梶原の特徴は何と言っても“強くて走れる”ことにある。
体格を活かしたそのキープ力はもちろんのこと、試合中常に前線でハードワークができるのだ。
体格の良いフォワードによくありがちな機動力の無さを微塵も感じさせず、早稲田稲穂の前線からのプレッシャーを支えている。ヘディングに高さがあり、ディフェンスからの配給やサイドからのクロスに抜群の強さを見せる。
この日のゴールは、彼のそんな”強くて走れる”プレーから生まれたものだった。
低い位置からボールを運びにかかったFC e.l.f.に対し、前線から猛烈にプレスをかけ、ボールをカット。
すかさず2番田原(3年=早大本庄)はスペースに抜け出した梶原へ浮き球パス。
相手に体を入れられかけた梶原だったが、ここは強靭なフィジカルと走力を活かして、相手デフェンダーの前に入り込む。
そのままの勢いで右足を振り抜き強烈なボレーシュート。これが早稲田稲穂の先制点となり、チームを勢い付けたのであった。
センセーショナルな先制点を叩き込んだ梶原は、
「試合前にポグバのスーパープレー集を見て良いイメージが出来てました。そのイメージとは違いましたが、とにかくゴールを決めれて良かったです。」とコメント。プレーエリアこそ違えど、抑えの効いた強烈なボレーシュートはポグバを彷彿とさせるには十分なものであった。
前線にスピード豊かなアタッカー陣が揃う早稲田稲穂。その中で梶原がどういったプレーを心掛けているかを聞くと、
「練習の紅白戦から結果にはこだわってできてると思います。前線は2年が多いのでもっと連携高めて、相手にとって怖いチームになりたいです。」とコメントしてくれた。実際、この日生まれた3ゴールは全て2年生によるものだった。先発のアタッカー陣は全て2年生により構成されているが、途中出場のメンバーのクオリティも非常に高い。梶原のコメントからも、いかに早稲田稲穂が普段練習から結果にこだわって競争しているのかが伝わってくるだろう。
前人未到の新関東カップ4連覇まであと1勝となった。プレッシャーのかかる一戦になることだろうが、キーマンとなるであろう梶原の言葉は謙虚そのものであった。
「どっちが来ても実力はあると思うので、チャレンジャー精神忘れず絶対勝ちたいです。個人的には稲穂の昌子源ことフカツショウの活躍に期待してます。」このフカツショウとは恐らくサイドハーフでスピードに乗ったドリブルが得意な22番深津(2年=星稜)のことだろう。彼のどういったところが稲穂の昌子源たる由縁なのかにも、決勝戦は注目していきたいところだ。
Written by
BeYonD 編集部
beyond
BeYonD編集部です。
Keywords
Recommend
【BMOM134】鷲田修一(3年=多摩)抜群の安定感とキャプテンシーでチームを優勝に導く。
7月7日、立教愛好会(以下:立愛)と青山理工サッカー部(以下:青理)の新関東カップ決勝戦が行われた。強い風と雨が吹き付ける悪天候の中の試合は前半に先制点を挙げた立愛がそのリードを守り切り、令和最初の新…
read more BeYonD 編集部【BMOM98】西出有佑(3年=座間)が伝統の中大ダービーを制する決勝点!!
来たる6月10日、中央大学フースバルクラブ(:以下中央フースバル)と中央大学サッカー同好会(:以下中大サカ同)の両チームが待ちわびた因縁の中大対決がサークル界の「埼玉スタジアム2002」、ZOZOパー…
read more BeYonD 編集部【新歓記事vol.6】中央大学新入生必見!中大サッカーサークル比較してみました!!
本日は、近年のサークルサッカー界を牽引しているともいえる中央大学のサッカーサークルを紹介する! 2年連続で全国制覇を成し遂げたチームから去年発足したばかりのチームなど計5チームを紹介していく! …
read more 西田祥人【新関東リーグ2021・1部第6節マッチハイライト】大混戦の新関東リーグ2021一部。順位のの変動の行方は!?
11/7日(日)に新関東リーグ第6節が鹿島ハイツで行われた。結果は以下の通り。 第1試合目は、お互い昨年2部リーグから昇格してきた、立教大学サッカー愛好会(以下、立愛)と中央大学サッ…
read more 編集部BeYonD【9/22(土)開催決定】日系大手ベイカレント新卒担当者による、サッカーサークルだけの特別選考会へのご案内!
長いようで短い大学生夏休みも折り返しを迎えました。 サッカーサークルの皆さんはどのような夏をお過ごしでしょうか? 特に三年生。 これまでの活動の集大成となるこの夏…
read more BeYonD 編集部【東西交流戦】関西選抜が関東選抜に1-0で勝利!!両チームの監督を務めた宮沢ミシェル氏、三浦淳寛氏にインタビュー!
8/2~4にかけて東西の中間地点・静岡で行われた東西交流戦。 カテゴリー唯一となる関東と関西の強豪が集う貴重な機会である本大会、第七回目となる今年も熱戦が繰り広げられた。 …
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2017・1部第3節】連勝中の2チームが敗れ3冠をかけた覇者が僅差で首位へ踊り出る!1部全4試合をハイライト!
爽やかな秋の空模様の中、新関東リーグ1部第3節が行われた。 早稲田稲穂 - 明治体同連 1試合目はマガハイ優勝の早稲田大学稲穂キッカーズ(以下:早稲田稲穂)と同大会準優勝の明治大学体同連サ…
read more BeYonD 編集部【新関東リーグ2021・1部第4節マッチハイライト】ハロウィン決戦in鹿島 勝ち点を積み上げたチームはどこだ!?
10月31日(日)、鹿島ハイツにて新関東リーグ第4節が行われた。 未だ勝ち点で抜きん出るチームがおらず、混戦状態の新関東リーグ2021・1部。勝ち点を積み上げたチームはどこだろうか。 未だ負けが無…
read more 大田智輝【新歓記事vol.5】新入生必見!日本大学のサッカーサークル比較してみました!
こんにちは、BEYOND編集部です! 今回は新歓記事第5弾!日本大学の紹介です。 ここでは日本大学の3つのサッカーサークルを紹介します。 日本大学に進学する新入生必見です!! …
read more 松本 瑠風マネージャー事情 第一弾みんなの寒さ対策
1.定番「ホッカイロ」 ホッカイロはもはやサッカー観戦を問わず冬の必需品!貼るタイプはお腹や背中に、貼らないタイプはポケットに常備するなど複数使用は当たり前のようです。また末端冷え性の方には…
read more BeYonD 編集部