【特別企画】『体育会』から『サークル』へ活躍の場を移した選手たち~vol.2~
BeYonD 編集部こんにちは、BeYonD編集部です!
2月に入り、そろそろ大学入試が終わって大学が決まり、大学生活での「サッカー活動」の選択をどうしようか考えている人も多くいる頃ではないでしょうか。
サークル界には、入学当初は『体育会』を志望していたけれど、今は『サークル』の環境に身を置き、本気で活動している人達がいます!
今回は
關慎之介(4年生)
・早稲田大学FC GUSTA(以下:GUSTA)
・元 副キャプテン
・浦和レッズU-18出身
戸狩健太(2年生)
・早稲田大学HumanFC(以下:HUMAN)
・現 幹事長
・市立浦和高校出身
以上の2名のサークルで活躍している選手達に色々インタビューしていきたいと思います!
『体育会』に行けなかったのは1番の挫折経験だった
-まずは、サークル界の「怪物」關慎之介さんにインタビューしていきます!早速ですが、体育会を目指していた理由を教えてください。
それ以外の選択肢がなかったからです。元々、プロになれなかったら大学の部活でサッカーをするつもりでいたし、サークルの存在は知っていたけど興味はなかったです。
-關くんは浦和レッズu-18出身ですもんね!周りがプロや体育会のステージでの活動が決まる中で、体育会に行けないと分かった時の心境はどんな感じでしたか?
『無』でした。これまでのプランが全部なくなって、何も考えたくないし、何も考えられないくらい絶望しました。早稲田に入った理由が部活をやるためだったから、この後何をすればいいか分からなかったです。
-それは大きな挫折経験ですよね。その時、頭の中にサークルの選択肢はありましたか?
最初は無くて、境遇の似ている高橋ゆうすけくん(元FC GUSTA、元BeYonD 代表)に誘ってもらうまでは選択肢になかったかな。劣等感しかなかった時期だったから「体育会入れなかったやつ」って思われると思っていたら、誘われて行ってみるとめちゃめちゃフレンドリーに迎えてくれて嬉しかったのを覚えています。
GUSTAに入ったのは体育会の環境とは異なる「自由な環境」を求めたから
-結局、GUSTAに入る決断をしたと思うのですが、それはやっぱり誘いがあったからですか?
それもあるけど、他にもサークルはある中でGUSTAを選んだのは自由参加の環境だったことが大きいかな〜。とにかく体育会っぽい強制参加の環境からは離れたかったのは正直ある。体育会じゃないならもっと自由な環境に身を置いて、旅だったり、バイトだったり色んな経験をしたかったのはあったと思う。
うーん、あとはサークルに行ったらたくさん可愛いマネがいて、黄色い声援があったりして、それがなんかまた良かったりして…
-グスタの象徴『自由』と『マネの魅力』にまんまと惹かれたわけですね笑 率直に、元々抱いていたサークルに対するイメージはどんな感じでしたか?
元々のイメージはマイナスでした。ガチガチのサッカーしかやってなかったから、今までの環境と正反対のイメージだったかな。あんな感じにはなりたくないなってとことん下に見てたと思う笑
主体性が求められるからこそ味わえる『達成感』はサークルの魅力の1つ
-まあ、部活生が抱くイメージあるあるですよね笑 サークルに入って感じたギャップは何かありましたか?
まず、意外とメリハリ持って取り組むんだなっていい意味で驚きました。正直、もっと適当だと思ってたし、サッカーのレベルも想像よりも高くて。体育会の人達といた時は見下してたけど、理解が間違ってた?と思うようになった。
-サークルでのサッカーはどうでしたか?
もうマジで新鮮だった。1番大きいのは監督コーチがいない環境でも、本気で取り組むということ。主体性を持ってみんなでガチンコになる環境を作り上げなければ行けないからこそ、自分たちで考えて行動してやり切った達成感はサークルでしか味わえない経験。『俺らでやったんだ感』っていうのかな?これは圧倒的!『サークルの日本一』を取った時の達成感は最高でした。
一番良かったことは『思考の変化』
-ここまでサークル活動に本気で取り組んできたと思いますけど、サークルに入って1番良かったと思うことって何かありますか?
「人それぞれ」という思考への変化かな〜。比べる必要がないという考え方。高校の時は試合に出てるやつが偉い世界で生きてきたし、それは正直、私生活でもあって。でも、サークルにはそれが一切ない。今までそればかり考えていたのを反省した。それは高校の時からもやもやしていたことではあったけど、サークル活動を通して「やっぱり人それぞれの方が楽しいよな!」って思えるようになった。
人それぞれで、その個性が魅力になる環境。それがGUSTAにはあったのは自分にとって良かったです。
-では最後に、サークルと部活迷っている人達へ一言 (サークル寄りでお願いします笑)
どちらも違った良さがあります!
部活の良いところは与えられたガチンコ環境の中で競争しながら、試合に出て勝利した時の達成感。勝負の世界の感覚はサークルでは味わえない。
サークルの良いところは自分のやりたいことに時間を使えること。4年間の大学生活の中で興味思考が変わってくると思うけど、「これやりたい!」ってなったときに機動力があるのはサークルの魅力! 体育会は時間に縛られるし、練習はちょっと休めないし笑 僕の場合は行きたいと思ったら旅に行ったりすることができたのは最高でした!
全てを自分たちでやるからこそ感じる達成感はサークルだからこそ味わえるものだと思う!
-大きな挫折をしても、やっぱりサッカーが好きで、そこからサークルという『自由度』のある環境の中で、多くの経験をして学んでいるのが印象的でした。
そんな彼は練習を休んでアフリカを縦断した経験があり、サークルでは『旅猿』と言われていたとか…
よりレベルの高い環境を求めて『体育会』を目指した
-続いて、『所沢の個性派集団』HUMANの幹事長 戸狩健太さん(2年)にインタビューしていきます。まず、体育会を目指していた理由を聞いてもいいですか?
サッカーが好きで、高いレベルでサッカーに打ち込める環境を選択したかったからです。プロとか目指すわけじゃないけど、サッカーを上手くなりたいという思いでした。
-よりサッカーのレベルが高い環境を選んだんですね。体育会に行けないと分かった後の心境はどんな感じでしたか?
シンプルにサッカーの実力が認められなかったのは悔しかった。でも、体育会を目指している中でもHUMANのみんなが仲良くしてくれて、時々練習には参加していてサークルのレベルの高さを見ていたから、サークルに入る決断はすぐに出来ました!HUMANじゃなかったら変わってたかもしれないです!
サークルに行って感じたのは楽しさのベクトルが違うということ
-HUMANは特に所沢キャンパスのブースでみんな仲良くなるもんね!じゃあ、サークルに入ったのはその流れだったと思うんだけど、元々のサークルに対するイメージはどんな感じでしたか?
練習真面目にやらないでふざけてる集団。遊びでサッカーをやってるイメージでした。行く前は本当にレベルも高くないと思ったし、やっぱり『飲み』のイメージは強かったです。笑
-じゃあ元々のイメージとしては本気でやりたいならサークルはちょっと…って感じだったのかな笑 いざ、サークルに入って見て感じたギャップはなんかありましたか?
楽しさのベクトルが違うのは感じました。部活は監督がいて、その中で練習メニューをこなしてアピールして成長していく楽しさがある。一方で、サークルは監督がいない中で、伸び伸びプレーできる楽しさがある。全てを自分たちでやらなきゃいけないからこそ、やりきった時の達成感はとても感じられる。
-それは部活とサークルの大きな違いだよね。そんなサークルでのサッカーはどうですか?
めちゃめちゃ楽しい!監督いない中で自分達で作り上げる練習がとにかく楽しい笑その中でもサッカーは本気で打ち込める環境はある。練習に参加して、試合に出るのももちろん楽しいけど、出てない時の試合の応援すら楽しいのはサークルの魅力!最近はコロナで応援できてないけど、久しぶりに応援したいな〜笑
一番良かったことはサークルという環境に出会えたこと
-『応援の文化』はサッカーサークルの試合の醍醐味の1つだよね!ここまで約2年間サークルで活動していて1番良かったと思うことは何かありますか?
サークルって世界を知れたことかな〜。部活は、監督がいて監督の元で本気でやるサッカー。サークルは全く違って、最初は正直変だと思うけど、全部自分たちでやって全部自分たちで楽しむことができる環境。この環境に出会えたことが一番良かったことだと思う!
-最後にサークルラストイヤーの今年の目標を教えてください
チームにとって1番盛り上がる結果である『全国優勝』を目指して頑張ります!
あと、マネージャーへの感謝を込めて♡
-サークル活動をとにかく『楽しんで』活動しているのが印象的な戸狩健太さんへのインタビューでした。
現役として、最後の1年も楽しみ散らかして欲しいと思います!
いかがでしたでしょうか?
今回は、「体育会」から「サークル」に活躍の場を移した人達というテーマで2人の選手にインタビューをしました。その中で、サークルの魅力を発信してきましたが、まだまだサークル活動にはたくさんの魅力があります。
この記事を読んだ人の中で、『サークル』か『体育会』かを迷っている人も、なんとなく『体育会』に決めている人も、周りからの話を聞くだけではなく、是非一度『サッカーサークル』に自分の足で、遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
Written by
BeYonD 編集部
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BeYonD編集部です。
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